◆◆◆ 1640 ★ ここのところの活動 ◆◆◆
インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)
2011.9.18 最近、何点かの新作を作った。 木の廃材を四角くきった、小さな端切れが、袋詰めになって売られている。 それは、何かには使ったんだけど、それ以上に大量にあって、邪魔なこと極まりなかった。 そんなもんで、それを使って何かを作ろうと思い立った。 木工用のボンドもあるし、もらったベニヤ板もある。 なによりも、レトロな真鍮の釘やら、五寸釘なんかも大量にもらったため、何がしかを作り、収納スペースを空けたいという気持ちでいっぱいであったのだ。 |
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一つは、2センチ以内の小さな四角い木の切れ端に、真鍮の釘を突き刺す。 そうすると、釘のアタマがなんだか、仏像に思えてきた。 そんなもんで、それらをいくつもつくり、曼荼羅のように配置してみる。 先日文句を言われたのは、この作品についてである。 Aさん「この作品には、どんな意味かあるの?」 アタシ「ああ、この作品は、曼荼羅です。釘に刺された木材は仏像なんですよ。」 Aさん「ああ、そういう意味があったのね。もう一度よく見なくちゃ」 この他、似たような作品なんだけど、20センチ*10センチぐらいのベニヤ板に、残りの端材を貼り付けてゆく。 一個だけ、色を塗った木材が混じっていて、それも貼り付けた。 そうすると、知人は、その、一個だけ色がついているということに、何か意味があるのかと思い込み、一生懸命考えたのだそうだ。 だけど、意味が解らなかったのだと。 そうだろう。あの作品には意味などないのだ。 あるとすれば、木材が邪魔だったので、なんらかの作品として、ゴミを減らしたかったという一点だ。 オジャラ「ああ、中の作品のことですか?あの作品には意味などありませんよ。たまたま、一個だけ、黒く塗られた木材も袋に入っていて、それも、他のと同じように板に貼り付けただけですよ」 という、素っ気無い会話。 Aさん「ああ、作品には意味がないのね」 オジャラ「それは、作品によりますよね。作家にもよるし。その作品にどんな意味があるのかは、作家にしか解らないですよ」 |
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アタシの作品も、人を引き込み、「なんだかよく解らない」という作品に育ってきたのだと思う。 ああいう風に、正面切って食いついてきてくれる人には、まだ説明のしようがあるけど、黙殺されるというのもね、そういう人も多いのよね。 そんで、物凄く嫌われちゃうのよね。まあいいかぁ。 嫌うってことは、それだけ関心も高いことの表れなの。会ったことも無い人に嫌われているってことは、その人たちは、やっぱり、作品や、ギャラリーには関心があるってことなんだから。 オジャラ「だいたい、アタシは、Aさんに解ってもらうために創作をしているワケじゃありません。」 そう言うと、(イロイロな人たちと飲んでいたんだけど)みんな、ゲラゲラと笑う。 オジャラ「何だかよく解らないものを作るっていうほうが、なんだかよく解る作品を作るより、ヨッポド難しいんですよ。創作活動っていうのはね、精神的な戦いなんです。 見る人に、何だろうって思わせる作品を作っていて、見た人が何だろうって思ってるんですから、この勝負は、アタシの勝ちなんですよ。」 アタシの口ぶりも、だいぶ、芸術家らしくなってきた。 こうでなければならない。 何だか全くワカラナイものを作り、展示ができている。 アタシほど幸せな芸術家はいないとさえ思えてくる。 まだ売れてないというところだけは、誤算だわね。うふふ。 一発当てるまで頑張るわ。 |
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9月には、ユネスコ美術教育連盟の子供の絵の展示という展覧会か゛開かれ、アタシは、大人の部門で参加することになった。 会期:2011(平成23)年9月7日(水)10:00〜2011(平成23)年9月11日(日)16:00 第47回U.A.L美術展 目黒区区民ギャラリー 展示スペース:A面 ユネスコ美術教育連盟による児童絵画展。 美術教育の振興に寄与することを目的とした作品展。 昨日搬入日で、結構大変でした。 (知人がレンタカーを借りてくれ、他の方の作品の搬入を手伝ったため) 子供の作品というのは、自由でいいなあと思います。 アタシの作品は、子供たちが触ること必然という感じです。 立体はアタシのだけですが、みなさん、きっと 楽しんでくださると思います。 アタシは、区展に出した新作の油画と、以前テレビの仕事で作ったムンクの叫び風、それから立体の三点を出した。 |
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