◆◆◆ 1798 ★ 小倉遊亀 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2013.6.22

小倉 遊亀 (おぐら ゆき、 1895年 3月1日 - 2000年 7月23日 )

亡くなった日は、アタシの誕生日なので驚く。

何かの縁があったのかというのは、アタシの単なる思い込みに過ぎない。

彼女の絵は、何枚か見たことがある。有名な、親子と犬が買い物をしている絵は、素敵だと思った。

軽やかなる動きに、日常のうれしさがあふれてくる、良い絵である。絵画というよりは、イラスト的な美しさと共感を持つ、どの人の心にも残る作品と思う。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

テレビの解説によると、女性で二人目の文化勲章を受賞。

新しい日本画を開拓したという流れ。

新しい日本画というのは、まあ、微妙だが、当時としては新しかったということなのだと思う。

独自の画風がなかなか出なくて、苦戦したとか。

まあ、そんな画家ばかりなのだ。それ以外の人はあまり、見たことがない。

どの絵も、知人の有名作品のパクリのように見える。

傑作と言われた絵は、マティスの絵にそっくりだった。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

日本画は、模写の練習から始まることが多いから、仕方ないかぁ。

人物を描けば、人間ができるポーズというのは限りがあるので、似たポーズの絵が世の中に何枚も存在するからといって、その絵が、ほかの絵をパクったということでもないと思う。

たとえば、一人のモデルを何十人もが取り囲んで描くことすらある。

絵がうまい人ほど、同じ絵に近づくというのも真である。

賞というものは奥深く、たまにはだれかに出さないとという理由から、持ち回りで与えられるということすらある。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

そんなことを思いながら番組を見る。そうして、この人は、光があたった人なのだと思った。

もちろん、心がハっとする、良い絵もある。

近代美術館の常設には、近美に行けば必ず立ち寄るので、おなじみの絵というのもある。

が、現代絵画は、100年前と同じでいいはずもない。

近代と現代には、違いがあるのである。

ぼんやりと、そう思いながら、その番組を二回見て、次の番組を見る。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

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