◆◆◆ 1769 ★ 貴婦人と一角獣展 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2013.5.24.

恒例の展覧会巡り。

乃木坂の新美術館へ。

今回はタペストリーの展示。6点の大型タペストリーのほか、いくつかのタペストリー、及び、宝飾を入れたであろう宝箱とか、当時(500年前)のステンドグラスの破片とか、

そういった品が展示されていた。

同行の竜さんいわく、「(たったこれだけの展示なのに)イロイロな見せ方があるものねー」

大きなタペストリーは、丁寧に細部が撮影され、大型スクリーンにて、説明をされる。

動物や、当時生息していたであろう野花が全体に散りばめられ、不思議な画面構成である。

そうして、貴婦人に、このタペストリーを贈ったであろう王子は、タペストリーに、「他だ一つの望み」と刻んでいた。

私には、王子の、このメッセージは、この貴婦人を花嫁にしたいという、手に入れたいというのが唯一つの望みであると読み取れた。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

会場の天井は、物凄く高い位置まで移動している感じで、さすが、新しい美術館、イロイロな展示の可能性を前提に作られたのだと感服。

この建物を作った建築家は、確か、選挙に出馬し、早死にしたんじゃなかったかと記憶する。

惜しいことをした。あれほどの力があれば、もっと、沢山建築物を残せたはずなのに。

私と竜さんは、鉄製の、ゴッツイ宝箱や、時代を経たステンドグラスなどを間近で見つめながら、楽しいひと時を過ごす。

タペストリーの説明のムービー二本も堪能。

縦糸を先に引き、色の糸を手で刺しながら、布に仕立てていく工程や、モチーフとなっている、動物の説明なども眺める。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

そのあと、グッズ売り場で、図録をゲット。

アタシは、この後、少し、人形系に進もうという計画があり、その装束や小道具の研究のためである。

気持ち的には、16世紀のイギリスの王朝系の装束を中心に展開したいけど、ものぐさで低予算なアタシには、たいして資料を集めることが出来ないだろうから、まあ、近隣諸国の装束も参考にするということになる。

相互に近いということもあり、名品は、どの国にも贈られたりする構造。

今回のフランス王国の所蔵の品にも、イタリアの織物やなんかも展示されていた。

ドレスや髪型にも流行りがあるので、ちょっと時代錯誤かなと思うけど、どうせ、絵のようには作れない。あくまでも参考値なの。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

そのあと、ヒルズのLOVE展は、会期がまだあるので、今回は、飛ばして

千代田線で二重橋前、三菱の美術館まで移動。

驚きの20分待ち。

まあ、あの美術館は、入館者をエレベーターで上まで運ぶという手順。10人乗りぐらいの小さなエレベーターの上、中も邸宅のような間取りで、廊下も細いし、小さい部屋が連なる構造。

なので、一気に人を入れるということはできない感じ。

入場制限のせいか、中はそれほど混雑はなかった。

展示されている作品は、「クラークコレクション」印象派中心で、とくに、ルノアールの所蔵は、クオリティー、点数とも十分という品が来日していて、素晴らしかった。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

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