◆◆◆ 1724 ★ リヒテンシュタイン展 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2012.10.13.

この日は、上野集合で、いつものステーキ屋でステーキを頂く。版画展、デパートの写真展、そして、六本木のリヒテンシュタインを巡回という予定。

まずは、版画展へ。

版画から随分と離れてしまって淋しくもある。

ギャラリーを開いてからは、先立つモノの関係で、教室に通えないという金銭的事情である。

それでも、銅版画が版画の中では一番楽しいかな。

木版画は飽きちゃって。

版画展の会場では、作田先生と長島先生の作品を探すというのが最大のプロジェクトがある。

ぶっちゃけ、見ても、見ても、欲しい版画というのもなく、それは、あらゆる公募展などでそうなのだが、絵を売るということと絵を描くというのは違う場所にあるのだと思わされる。

そのあと、竜さんがチケットを持っているという、デパートの写真展へ。

シャガールの写真などを撮った写真家で、アタシは、シャガールの展覧会で、彼の写真を見たことがあった。オペラ座の壁画を描いている写真などは、興味深かった。

シャガールは、ピカソやなんかと一緒の、洗濯船と呼ばれていた共同アトリエで作画するときには、真っ裸だったって聞いたことがあったが、オペラ座の壁画となると流石に服は着ているんだねなんて話しながら写真を見る。

特にポートレートには力があると思う。

その人の優しい感情が溢れ出てくるヨイ写真であった。

そのあとは、六本木に流れ、リヒテンシュタインを見る。

入った瞬間から美のオーラが迎えてくれ、特に最初の部屋の大きなタペストリーや、家具・調度品なんかに包まれたときには「おおっ」

という気持ちになった。

さすがお金持ちのコレクションたち。

気品と高価なムードに溢れていて、どの品も一流である。

庶民には、ひとつとして手に入れることのできない品だろうと思ったり、格差社会という言葉を思い出したりもする。

伝統工芸展にも、一流の雰囲気というのはあるんだけど、そういった状態ではなく、もはや、絨毯やらソファやら、食器やら、何からなにまでという世界だった。

最近、目が肥えて仕方が無いなと思う。

別段、何か買ったりできるわけでもなく、自分の作品が気品に包まれるということでもない。

が、見ないということもできないのだ。

審美眼というものは、恐ろしいと思う。

私のように、盆栽から鯉まで見て歩くというのも珍しいと思うが、やはり、どんなジャンルにも愛好家とか、マニアがおり、そのジャンルごとにホットな場所となっている。

そういう、人生を豊かにするものをアタシは知りたいと思っているのである。

おじゃら画廊

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.