◆◆◆ 1718 ★ ニャンコが産まれてしまう ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2012.9.1.

愛猫HANAちゃんが、急逝。

強いメマイの症状を起こし、病院をハシゴしたが、薬を打ってもらうも6時間ほどで他界した。

もともと体の華奢な、食の細い子で、一メートルぐらいの高さの台にも登れない、ネコとはいえない体力だった。

ギャラリー路地で外飼いにしていた『トの字』を家につれて帰ったが、初日にフロに入れたり、ムリに掴んで薬を打ったりしたため、冷戦状態が続いている。

それでも食い意地だけは張っていて、糞尿もシッカリとトイレでする毎日である。

二週間も過ぎると、『トの字』の縄張りには、小さいニャンコが二匹住むようになる。

ネコというのは、解りやすい。

『トの字』は強かったからね。

自分の縄張りには何猫たりとも入れたりはしなかった。

一旦は、ノンちゃんに縄張りを占領されるも、その後奪取し、我が家の家猫の地位を確保したのだから、野良猫としては王道だったと思う。

ニャンコはどちらもメスで、一匹は『スカル、』

もう一匹は『チョコパ』と名付けられる。

スカルは、薄い茶色の縞で、

チョコパは、尻尾の長い三毛である。

三毛は、どちらかというと水玉模様で、白い部分がおおいので、チョコパ。

スカルは、まだ、名前がなかったときに訪ねてきた仮面君が、スカル好きなので、スカルと名付けられた。

ある日、『トの字の家』

これは、アタシの、作品で清家清の『私の家』のパロディーなのだが、

カラーボックスにトタンの屋根と壁をつけた、ちいさな家があった。

冬は、彼女はずっとそこでアタシがエサをあげるまで待ち続けた家である。

その家がカビ臭いので、新しいニャンコの家を作ろうとして、

ギャラリーの前に持ち出したときである。

『やけに重いわね』と思っていたら、グレーの小さなものが落下。

ネズミの死骸かと思ったら子猫だった。

家の中をのぞくとスカルがもう一匹子供に乳を与えていた。

うっひょー。

メスだったんだ。

アタシは、家の修理を諦め、家をもとの場所に戻し、子猫を箱に押し込める。

そのあと、子猫が家から転げ落ちないように、少し手を入れる。

動き回ると、家から落ちちゃう構造だったからね。

アタシは、『続 トの字の家』(これもくだんの建築家先生の、続私の家のパロディーです)を作り上げ、ニャンコがこちらで子育てできるように涼しい家を完成させる。

次の日は日曜で、アタシが来た人に、子猫が産まれた話をすると、来客が全員子猫を何度も見に行ったため、スカルは、激怒。

チャッカリと、『続』に引っ越していたのには爆笑。

しかし、アタシが覗いたため、彼女は、もっと他の、人の手が届かない場所に、子猫と共に越してしまうのだった。

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