◆◆◆ 1713 ★ フジタツグハル ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2012.8.14.

フジタが日本を去る時の言葉

「絵描きは絵だけ描いてください。仲間喧嘩をしないでください。日本画壇は早く世界的水準になってください。」

あはは。全くその通り。

みんな、何故か仲が悪い。

世界で通用する画家は、今、日本では、フジタ、クサマ、ムラカミの三人しかいない。

と思う。(個人的な意見です。)

どうしてあんなに仲良くできないんだろうなあ。

画壇の一番の問題は、賞そのものが、人が評価して与えるものであり、会員や出展を何年続けているかとか、会への貢献度なども勘案されるという部分だろう。

会というものに属さない公募であれば、審査は、出品者と全く関係のない審査員により行われるから、多少は客観的であるはずだ。

しかし、日本の公募展の場合、審査員が全員美術大学の教授ってこともある。

そうなると、賞は自分の大学の学生に。

みたいな政治力により、優れた作品が賞ではないということもある。

美大の先生だって、絵で食べられないからセンセイナワケで、作家だけで成り立っている人は日本ではホントウに少ないらしい。

そういうことになる。

アタシは、画壇の絵を見て歩くときには、賞を得た作品を中心に、それよりも、ヨイ絵があるかどうかというのも見る。

圧倒的に、こっちの絵の方が優れているのに、どうしてこの人は賞に入らなかったんだろうと調べれば、去年取ったからということもある。会員じゃないからとか。まだ、初回出展だからとか。

それって、理由になっているのか?

日本の画壇の公募の限界なのだ。

そうして、そのことに不満を抱き、皆仲が悪くなる。笑。

画壇を抜け出て、自分で画壇を作る者もいる。

ヨイ絵の人は良いが、悪い絵の長であると、画壇は成長しない。

そんな画壇も多く見る。

悪い画壇は、人を集めなくてはならないので、悪い絵も集めてしまう。だから、悪い絵ばかりがなりび、誰も成長できなくなる。

見て歩いていると、そんな風に感じる。

絵の力がある人は、イロイロな画壇にチャレンジするし、どこでも入選する。がどこにも属さない人もいる。

悪い絵の人は、中堅かそれ以下の画壇でだけ入選し、そこの画壇に入り、また絵を描く。

そういう流れができている。

それが、ヨイとか、悪いとか言っているのではない。

ホントウに良い絵とは何かを誰も考えなくなっている。そこが問題なのである。

画家の目的が、

画壇の賞を取ることが目的であってはいけない。

シュール デ ビューティー賞の入賞者が決まる。

ウチの公募展ほど自由な場所はないと思わされる。

私も、ヒータンさんの作品「関係」を一点購入させていただいた。

彼に、電話をして、「安いけど、もし、金額がおりあえば、私が買いたいのですが。」

ひーたんさんは、「おじゃらさんご本人ですか。?」

と言い、アタシがハイとこたえると、

「光栄です。」

などと答えられて、こちらが恐縮してしまう。

ヘタクソであるが、作品の中に引き込まれ、フっと笑ってしまう趣のある絵である。

公募の会期中、三ヶ月近く手元にあり、手放しがたくなる。

この作品は、2012年8月18日から22日まで、メグミオギタギャラリーにて、ワンピース倶楽部の、はじめてかもしれない展に出展されます。

http://www.one-piece-club.jp/

http://www.megumiogita.com/pg73.html

ワンピース倶楽部のプレスリリース

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