◆◆◆ 1579 ★ FM北千住の打ち合わせ ◆◆◆
FM北千住 毎週日曜 夜九時オンエアー(あとはいつでも見れますよん)
2010.9.23. 更新 もともと、ディレクターの「かいさか」さんと二人で作っている番組なので、ウチ合わせも二人で行われる。笑。 シンプルね。 勝手に千住ニュースと、アートの話のスケジュールなどを詰めているときに、陶芸家の國吉清尚の話になる。 アタシは、とうとう名前を思い出せなかったんだけど、彼の作品は、最後には用の美から離れてしまい、理解できる人がいなくて、自分の陶芸釜で焼身自殺をしてしまった作家さん。 卵型の花器は、テレビで見たことがあるだけだけど、そのことは、忘れることもない。 陶芸とはなにか、創作とはなにか、自分は、人生をかけて、どんな作品を残さなくちゃいけないのか。 まあ、そういう苦悩みたいな話が、陶芸の卵の中には隠れていて、見る人が見れば、その苦しさに気づく。 そういう話になる。 コンテンポラリーの作品ということになり、そういう作品を見てしまうと、もう、人間国宝の作品など、どうでもいいやというキモチになってくるから、人間の情報量というものは、怖いよね。 |
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陶芸教室の隣にある、いちりんというカフェでは、今、いちぐう釜のお友達展が開かれている。 赤い、手ごろな茶碗があって、ヘブンのママが作ったお品らしいけど、秋に、お茶を頂くのに丁度いいやって思って、求めることにした。 安いよな。 お教室代にもなりゃしないよ。 オジャラよ、自分の茶碗を使えよ。 そうだよね。茶碗に、絵付けをしにいかないと。 センセイの展覧会も、10/3日から開かれるのだそうだ。先生は、最近、本当に頑張って、大作に挑んでいるなって思う。 原「リカチャン、オレさ、最近、三岸節子と、好太郎の本を読んでるんだよ」 オジャラ「ああ、節子の絵は素晴らしいですよね」 原「ああ」 オジャラ「あれぐらい描けてれば、アタシの絵もとっくに売れてるんですけどね。あはは。遠いところにあるわぁ」 原「バイトなんかやめて、絵を描けよ」 オジャラ「ま、そんなこと言っても、絵で5万円を毎月稼ぐのは大変なんですよね。展覧会のときに入ってくるだけじゃ、この先心配だし」 、、、、、 オジャラ「なんだかんだ言っても、バイト中も、バリバリ作品作ってるんですよね。」 ぶっちゃけ、バイト中に作っている作品が一番多いかも。汗。 |
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この前のバイトの日だって、大作を作った。 ふすま紙をもらったので、それに、手塚治虫の言葉を書にして、軸に仕立てた作品を完成させる。 そうして、やっぱ、半紙に描くべきだったと反省。 はぁ。 フスマ紙にはペンキ塗って、半紙に描いたのを貼ろう。 別に、悪かったということでもないんだけど、半紙だったら、もっと、感動できる書になるという自信がある。 材料によって、結果が違うということになり、良い結果のため、めんどうくさがってはならないということになる。 フスマ紙をミシンで縫ったのでね、ミシンは、かなり嫌がっていて、ガタガタだが、仕方がない。 ペンキかぁ。 ビミョー。 |
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リクエストボックスもいくつか作ったし。 ソファカバーもできつつあるし。 書は、またいくつか作る予定。 汚い店を、インテリアでごまかそうという計画。 手塚治虫の言葉。 「火の鳥は、永遠の命を持っているので、みんなも永遠の命をもらおうとして、火の鳥の血を取ろうとするんだけど、火の鳥は逆に諭してあなたには、これだけの命があれば十分じゃないですか。アリとかカゲロウなんていうのは、ひと夏の命しかないのに、それでも精一杯生きているじゃないですか。 ということを言ってやるんです。 いかに満足した一生を送れるのかということは、 永遠の命と等価なんです。 それが、ぼくの人生観なんです。ボクの生き方なんです。」 手塚治虫 というのをさ、作ったわけ。 どの文を書くのかというところに、一番時間がかかっている。 来たお客様は、アタシが、大作に挑んでいるのをニコニコしながら見つめてくださり、壁にかけると、足を止めて読んでくださっている。 漫画の楽園にふさわしい言葉だったと思う。 やっぱ、半紙に書こう。 そうして、書道展みたいな場所に出すってことじゃなくても、展示ということはできるんだなと思ったりもする。 ヘタクソだよな。 半紙に書けば、もう少しハラハラするような文字になると思う。 というように、喫茶店でバイトをしているからといって、作品を作っていないということでもない。 個人的な感情を言えば、面倒をみなくてはならない店が二軒になってしまい、ノウミソが忙しい。 というのと、お店やお客様にとって、どんな作品が、求められているのかを考えながら、作品作りに取り組んでいる。 ということになり、アタシは幸せなのである。 |
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