◆◆◆ 1549 ★ 細川家のお宝拝見  ◆◆◆

2010.6.2. 更新

テレビ番組を見る。

永青文庫さんの収蔵品が、国立博物館で展示されているらしい。

おおっ。細川護煕さんって、前のソーリじゃないかしら。

アタシは、今回、鳩山さんが就任したときに、金持ちのソーリは、袋叩きになれてないから、すぐにやめるだろうって予想してた。

的中かしらね。

細川さんのときの例に近い。

別に、お金はあるんだから、嫌な話を乗り越える必要も、耐える必要も、改革も、何もやらなくてもいいんだよ。

そういう人には、ソーリはムリ。人生を賭けて、日本を良くしようなんて、思う必要がない。悪いところを見て無いんだもん。

いやまあ、今回はそういう話ではなく、守るべきお宝があるというのが幸か不幸か、大量にあるということになる。

一部は大学に、一部は茶の家元に、この調子だと、能関係にだってコネクションがあるだろうし、そうして、永青文庫という美術品館。

まあ、殿だからさ。

仕方ない。それにしても、スゴイ財産だよなあ。

茶碗1個売ったとしたって、あと5代ぐらいは生き延びられるぐらいの価値。

五輪の書って、一体いくらなんだろうね。

兆とかいっちゃうかもね。というコレクション。

おじいさんに当たる人は、若い頃からの目利きで、梅原や大観、小林古径なんかの有名作品も収蔵されている。

正確には、細川コレクションとなり、有名になったという方が正しいのかも。

アタシの絵も買ってくれないかしらね。

まあいいかぁ。

絵がよくなれば、可能性はある。

この世に存在しているほとんどの絵は、それほどの作品でもないということになる。

何が違うのかしらね。

小林古径の、半裸体の女性の髪を梳いている女性の藍色の着物の絵の具が高そうだと内心思いながら、なんて水みずしい絵なんだろうと心が動かされる。

日本画にだって、静やかなる動きというものは表現されていて、結局はそういう絵しか残らないのだと思う。

目利きというのは、ヨイ絵だけをよりわける才能がある。

そういうことになる。

何よりも、まだ誰もその潜んだ美の力に気づいてないウチにゲットするから、仕入れ価格が安い。

それがホンモノの目利きというものなのだ。

アタシだって、もっと資金があれば、中古の美術品を扱ったりもしたいわよ。うん。

やらないけどね。

リスクも高いし、ハンパなお金をつぎ込んでもね、たいした結果は出せないと思う。

言ってることが、矛盾しているような気もするが、美術品には相場というものがあるから、目鼻立ちを整えるために、ある程度の資金は必要なのだ。

アタシのような貧乏人は、お小遣いでちょろちょろしたのを買うぐらいが一番幸せだ。持ちすぎても、アタシには残す人がいないのだ。

仕入れ価格が安いっつったって、古いものや、美しいもので、完成度が高ければ、そこそこの値段はする。日本に持ち帰れば、何百倍にも昇華できるということはあると思う。

そういう生活も夢のようだなあ。

まず、自分の絵の力をあげ、絵で稼ぎ、収集に充てよう。

という、絵に描いたモチ状態の脳内。

絵描きだからね、モチぐらいいくらでも描けるのだよ。

細川家のお宝の話に戻る。

お茶というのは、昔は大名の社交場だったと、護煕ちゃんは語る。

あとは、お能。誰かの出世をほかの者に知らしめようとすれば、茶会に呼ぶか、能の舞台に招くのか、はたまた、刀をあげるのかという3つぐらいしか、方法がなかったのだそうだ。

なるほどねぇ。説得力あるわぁ。

茶道具というのは、そういうところで、褒美として、金貨と同等の価値を持たされて、利用されていたということになる。

考えたよねえ。笑。

今よりも社交の場所が、カンタンでいいよね。昨今、離婚式なるイベントもあるらしい。離婚ごも仲よくなんだって。

あほくさ。

いやまあ、商売なのだし、一生険悪なムードを脱却し、新しいスタイルの離婚後の関係というのが築ける可能性もある。

離婚って、そんな、生易しいものじゃないと内心思いながら、あげた祝い金は帰ってくるのかとか、そういうことに関心が向いてしまう。

殴られたりしたら、速攻で別れるべきだと思うけどさ、まあ、借金もダメだよなあ、浮気かぁ。

男の稼ぎ次第ではやむをえない。

と内心は思う。

どちらにしたって、長年連れ添うというのには、お互いの努力や我慢はあるよなあと思うこのごろ。

今の状態がハッピーと感じられるなら、結婚していても、分かれたとしても、一人でいたとしてもいいんじゃないかと思う。

また話がそれてしまう。もう、護煕ちゃんには飽きているという集中力。また機会があれば、展覧会の感想などをご紹介したい。

おじゃら画廊

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.