◆◆◆ 1539 ★ 光開通  ◆◆◆

2010.5.25. 更新

ギャラリーのお隣に来る予定の光の共有は、結局断られてしまう。

アタシは、次なる手を考える。

4件先のKさんに打診。

狭い敷地同士なので、裏道で、直接LANケーブルでつなげることに決める。

オジャラ「ちょっとは払うよ」

KさんはKさんで、新事業を立ち上げるので、デザイン的なことを手伝って欲しいという、別な事情もある。

どちらにしたって、回線工事までできる個人のスキルには驚きを隠せなかった。

欲しいものが手に入る運継続中。

ヒカリが来て、何がいいのかといえば、その場で撮影したムービーをみんなで見たり、昔自分が作った映像を見たり、アートのDVDを見たりできることである。

DVDはヒカリいらないだろう。

うん。まあそうだよね。

来た作家さんのブログや、手持ちのカメラの映像やなにかを見ながら、作品を拝見したりはできるよね。それは楽しいよ。

みんな、手持ちでは持ち込んだりしないけど、せっかくだから、作品を見たいもんね。

この前も、写真をはじめたばかりという青年がたずねてきて、皆で、さっき撮影した写真をみることになる。

風景写真というのは、なんてつまらないんだろうね。

まるで、売るために描かれた風景画を見ているよう。笑。

いやまあ、いいんだけどさ。

楽しみのために撮影するのであればね。

でもまあ、ウチは、ギャラリーだからさ、ポストカード、1枚100円で売れる作品になってくれないと困るわけじゃない。

そういう話よ。

風景写真だって、なんらかの動きを感じたり、人間味、生活観、人生観まで感じられる作品だってあるのである。

何らかを撮影し、自分の作品だと主張するからには、それなりの結果が導き出されていないとねぇ。

その後、若人は、Kさんとのみに行って、かなり酔ったらしい。行き当たりばったりな人である。

画廊といいながら、場末の酒場みたいな昨日なのかしらね?

Kさんは、昔、テレビ局のADから、映像関連の仕事をされていて、自分が作ったプロモーションビデオというのもみんなで見る。

ビミョーに演歌歌手がアタシの好みだったためひき込まれてしまう。笑。

そこかい。

アタシは、そういう話の最中であっても、ミシンをガタガタさせ、フリフリエプロンを作り続けていた。

創作って奥深いわね。

見ている人は、カーテンかと間違えるようなレース生地。

ホントウに、このエプロンはメイド風に見えるのか?

適当に作っているので、実際に使ってみたり、着てみたりしないと分からない。

キモノだったからね、試着したフォルムが、パっとしなかったよなあ。

といういい加減さ。

いつかはなんとかなる。

腹の出具合を隠しつつ、可愛く見えるという部分が、きっと、ハードル高いんだよね。笑。

お店のお客様の年齢を考えれば、キモノで給仕するほうがよっぽど人気店になると思う。

大きい看板の出し入れというのがなければね、可能性はあるんだけどね、力を入れなければならないので、草履が壊れちゃうよなあ。

キモノを着るとなると、時間もかかるしね。

当面保留。

キモノって、究極のコスプレだと思う。うん。

Kさん「和裁と洋裁ってどう違うんですか?」

オジャラ「おんなじよ。着るものを作るわけだからさ、その意味では同じ。しいて言えば、パターンが違うのよ。

洋裁というのは、体に合わせて立体的に組み立てる。和裁というのは、まっすぐに縫うというのと、立体という造形の両方を兼ねているっていうだけよね」

匿名の仮面さん「ああ、そういうことなんですね」

カメラマン「体の形に裁断するんですね」

まあ、ついでに言えば、あとは、その順番ということになる。

縫う順番が、洋裁にも和裁にもあって、その順番を知っているか否かで、作れるか作れないかという道が分かれてしまうのだ。

カメラマン「オジャラさんはどっかでならったんですか」

オジャラ「字は読めるからね、独学よ。別に、難しい話でもないのよね。ただ、そういう形や手順について理解する力があるかどうかだけだよね」

という会話。

小学校と中学校のとき、家庭科というので習った気がするな。うん。

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