◆◆◆ 1453 ★ 版画芸術が届く  ◆◆◆

2009.12.1 更新

今回の号は、やまもと容子さんの作品も随分と載っていた。柔らかい線と色彩がどこまでも美しい。

普通、版画家が進む、おどろおどろしい世界に入ってしまわず、それなのに、ずっと、自由を感じさせてくれるから不思議である。

頑張っている雑誌だと思う。

右のイラストは、五色桜の会のパンフレットに利用する作品。

上の二枚はボツだけど。笑。

個人的には、一番最初のが一番デキがいいと思う。

絵としてはね。

イッポンの木が五色に見え、誤解を与えるというのと、桜の木に見えないという理由でボツになったんだよね。

絵的には、現実に有り得ないような展開の方がステキなんだけど。花が大きいほうが、華やかに仕上がっているし。

あとは、人物をきままに作ったため、主要人物が欠落していてね、それを足して、さらに、もう少し余白を入れた作品(三枚目)で決定って感じ。

これに、題字だとか、そのほかの説明の文字なんかが入るので、二番目だと、色が少し強すぎるという気はしていたんだよね。

ま、大分、イラストレーターらしくなってきた。

こういう、自分らしさが出せるお仕事って少ないからね。

感謝しなければならない。

絵は、普通、3-4枚は書くし。別に、絵を描けば、力がそれだけ上がるわけだし、悪い部分を排除して、よりよい作品に昇華するのだから、画家にしてみれば、作り直すというのは、悪い話ではないと思う。

ヤマモト容子さんは、これを一発で作るというワケで、それは、ある意味スゴイと思う。

アタシも、とりあえずは、下絵などはないワケで、かなり近い感じだけど、あのような自由さはね、そんなにカンタンに手に入れられたりはしないのだと思わされる。

お仕事なので、お客様のご要望というのも伺わないワケにはゆかないし。

三枚目ともなると、人物が大分似てきて、それはスゴイと思う。笑。

版画もこれぐらいに上達すれば、ポストヤマモト容子になれるかも。笑。

なる日は近いわ。おほほほ。

というように、お仕事というのは、頂くと絵が成長するとおもうことは多い。

昔のように、イラストの単価が取れないので、イラストで生活している人は、大変だろうと思わないワケにはゆかない。

ページモノの仕事を引き受けるかどうか迷う。

今までは、断ってきたんだけど。というか、面倒なので、できないということにしていた。笑。

別にやりたい仕事でもないし、印刷屋さんの下請けというのは、信じられないぐらい値段が安いんだよね。

ポスターとか、チラシぐらいなら、短時間でできるので、どうということはないのだけど、32ページを全部一人で作るというのはね、絵が描けなくなるということは間違いが無い。

というか、ギャラリーにもパソコンを持ち込んで作業をするということを意味している。

ま、不景気なんで仕方ないか。

バイトも見つからないし。

WEBも、ワードもエクセルもできて、時給1500円というのは、いかんせん、安すぎると思う。

やっぱ、デフレなんだよね。

それであれば、安いデザイン料で稼ぐのと大差ないような気がする。

どうなんだろう。

少し、実績を重ねれば、他の仕事もくるかもしれないし。

おじゃら画廊

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.