◆◆◆ 1452 ★ 歳末アートフェア  ◆◆◆

2009.12.1 更新

搬入の日は賑やかだった。

新しい作家さんも何人も増えて賑やかである。

女性が多いので、明るい雰囲気というのもあると思う。

クリスマス系の雑貨を出す作家さんがいて、それだけで、クリスマスムードが広がってくる。

展覧会によって、展示というのは、こんなにも変わるのだということにも驚かされる。

作家さんにもイロイロといて、癒し系のお仕事をされている方や、普通の人には見えないものが見えたりする人なんかも来る。

それは、一人とかではないのにも驚く。

世の中には、イロイロといるよなあ。

この前、東京美術倶楽部の、コンテンポラリーアートフェアで、奈良さんの作品を扱っているブースで、見覚えのある人がいた。

正確には一緒に行った竜さんが、もしかしたらって言うので、顔を見てみる。

アタシは、覚えてないけど、たしかに、そこいらにいる人に、話かけて、ナラヨシトモの作品を持っているだとか、クマガイの作品を買うかどうかなんて、誰にでもしているムードはでている感じだった。笑。

狭い世界だわぁ。

彼は、画廊の人に、一般人が美術品を買うっていうのがどのぐらい大変かという話を延々と話し続けていたので、そっと放置して別な場所に移動することにした。

今度は、アタシが、延々たる話を聞かされるに決まっているからである。

最近は、絵画購入の相談なども勝手にきてしまう。

150万円の作品を買うかどうか相談されてもね、答えようがないよね。笑。

買ったことないし。

あるところには、あるものなんだよね。

ご縁のものだから、ご予算が折り合えば、買えばいいという話をしたが、やっぱり気になって、急ぐ必要はないんじゃないかと思うと伝えることにした。

その方は、絵画の購入暦がほとんどないし、これから、勉強したいというキモチもある方なので、1-2年、もう少し安価な品物で練習してからでも、遅くないんじゃないかという助言をである。

150万円かぁ。横山大観も可能性あるよね。

というお値段。

世の中は、ウサン臭い。

横山大観だと言われても、真贋を確認することすらできないのであれば、それは、やはり、こちらの勉強不足なのである。

東京美術倶楽部は、美術品の真贋の鑑定をしてくれます。もちろん有料ですけど、150万の作品に、3万円支払って、それがニセだと解り、買わずにすむのであれば、147万円得したことになりますからね。

絵画の購入というのは、そういうものであります。

逆に、そういったところに持ち込んでも、美術品としてみなされない作品の方が多いんです。

ニセとかではなくてもね。

買値が、たとえ、1000万だったとしたって、ほかに扱うひとがいなければ、価値はゼロという世界。

そういう実態について、よくよく学んで、安心できるギャラリーから作品を購入する。

もしくは、作家本人から購入する。

そのどっちかだとアタシは思いますです。はい。

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