◆◆◆ 1446 ★ 東京美術倶楽部 コンテンポラリーアートフェア 2009に行く  ◆◆◆

2009.11.24 更新

今年も、某画廊の方がチケットをお送りくださる。最近なかなか新作の購入ができないのですが、お心遣い、深く感謝致します。

今回は、いつもの4人組で、東京美術倶楽部を襲撃。

最初に出た言葉は、「新聞見たよー」である。

そうして、一人がその新聞を持ってきてくれて、皆で読んで、銅版画教室の みんなにもコピーを配るのだと張り切っていた。

いやあ。顔写真だけは辞めてほしいんだよね。

という恥ずかしさ。あ゛あ゛。

会場内は

うっひょーという人混み。

なんて人が沢山来ているんだ。

昼過ぎに到着したのだが、最終日ということもあってか、どのブースも、人が沢山いて、本当に賑やかだった。

ヨイ作品は当然に売れているのだが、どのギャラリーも、ことしは渋い顔をしていた。

アタシは、1500円で売られていた、少女と猫の、10センチ角程の銅版画を購入する。

ああ、コンテンポラリーアートフェアで1500円って、一体、どんな価格設定なんだろう。

そうして、この値段は、昔、(作者不詳として)買ったコノキさんの銅版画と同じ値段だと思ったり、アートフリマでももっと高いだろうと思ったりもし、複雑な心境だった。

今回は45歳以下の作家を主体にした作品展ということもあり、若いエネルギーというのが感じられる展覧会だったと思う。

画廊主としては、個人作家としてゲーサイやデザフェスに出るのであれば、みんなで金を出し合ったとしても、アートフェアに出展してあげるほうが、よっぽど、作家さんのためになると思えてくる。

有楽町で開かれるアートフェア、2日で70万円というブース代にもシビレルけど、それ以上、皆さん、売上げがあるのか、雑誌広告などよりは、ずっと営業効率がいいのだろうと勘案する。

力作が並んでいるので、アタシは、かなり凹みながら、展覧会を見ることになった。

まあいいかぁ。

別に、芸術家になれると思って、画業をスタートしたということでもない。

一発当たったら儲かる。

的なね。笑。

本当。

でもまあ、悔いを残さないために、決めたことは頑張ろう。というような話だった。

グラフィックデザイナーになるというのは、全く予定になかったけど、地元の小さな仕事は、ときどきは請け負えるようになっているし、別に、特にやりたいということでもない。

ただ、自分の図録なんかまで、自力でデザイン・文を含めて作れると、コストが物凄く安く節約できるわけで、それもこれも、グラフィックのお仕事を請け負ってきたからに他ならず、そのことにも感謝したい。

イラストもそうだし、グラフィックもそうだけど、作り進むほど、力というのは上がって来るし、そのほかの作品の見方が変わってくる。

アートフェアの話に戻ると、アタシは、画廊の方に差し上げようと、数冊のら・おじゃらを持参する。

なかなか、画廊に行く時間がとれないので、まとめて配れてベンリだわ。笑。

不忍画廊さんと、かわまつさんに、図録を差し上げてくる。あまりにもヘタな絵なので見ていただくのも恐縮だが、それは仕方の無い話である。

どちらの店員さんも顔見知りなので、そういう意味では気が楽だ。

知らない画廊に図録を置いてくる程の厚かましさはまだない。

おじゃら画廊

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