◆◆◆ 1439 ★ 小さい仕事を引き受ける-2  ◆◆◆

2009.11.10 更新

今日は、久しぶりにお休み。

カンバスに下塗りでもしようと思っていたが、ひっきり無しに電話がかかってきて忙しかった。

HPのサポートというのを、何人かしているのだが、一人にとりかかっているあいだにも、ケータイに電話がなり、小さな用事だったりするんだけど、ダブルで会話的な状態。笑。

IP電話も、ダブルホワイトもベンリね。

通話料無料って、スゴイよね。笑。

それから、パソコンを購入するという人の相談にのったり、別な人は、知人の電話番号を調べて欲しいなど、アタシを必要としている人の相談は、幅広い。

まちかど美術館で作った地図をHPにアップしたり、作家さんの情報ページを追加していたら、結局夕方になってしまう。

 

明日は、まちかど美術館の搬入があるし。

なんだか、忙しいよなあ。

天気はポカポカで、フトンも干したし、掃除機もかけたし、洗濯もしたので、良い休日だった。

シーツに穴があいてしまい、昔なら雑巾にしたのだが、つぎをして使おうという経済的困窮。

着物の古着なんかを見ていると、ホントウに天地替えしまくって、擦り切れるまで着ましたというキモノを見て、ああ、これが日本というものだと、勇気をもらった。

古い布地のオークションなんかを見ても、小袈裟を接いだパッチワークのような品をいくつも見かける。(結構競りあがるので、コレクターがいるんだと思う)

ホントウの古い布が混じっているので、そういう品は、写真がよく見えなくても、売買されているのがスゴイと思ったりもする。

JINというテレビ番組を見る。

毎週楽しみにしているドラマ。

深夜特急の大沢君が主演というのも好感度高い。

吉原の梅毒患者は、末期で体に膿が出てくると、水銀をすり込んでいたという恐ろしい民間治療なども含め、

当時のアオカビから、江戸時代にある材料で、ペニシリンを抽出するというストーリーも、知性があり、臨場感タップリ。

まだの方、できれば、最初から見ましょう。笑。

花魁役の女優さんも、毅然として美しい。

何枚か写真にとって、肖像画もどきを作りたいというキモチにさせられる。

なかなか、花魁のモデルって頼めないもんね。

今日は、ルーベンスの番組を見る。

絵の注文が大量にあったため、工房には弟子たちもイッパイいて、ルーベンスは、下絵と仕上げをしたのみで、あとは、弟子たちが作っていたのだという。

絵を描きながら、口頭では、手紙の返事などを、別な弟子に筆記させており、

また、そのあいだ中、収蔵している本を、人を雇って朗読させていたのだという。

なんか、儲かっている画家ってきっと、そういう状態なんだろうと納得。

自分の読みたい本を人に朗読させるっていうのは、なんか憧れるよね。

映画は、字幕だと、結局、文字も読まなきゃならないし、日本語の吹き替えでも、映像を見ないと、意味解らないってこともあるだろうしね。

晩年は別荘にひきこもり、好きな絵だけを描いたのだという。

それもいいよなあ。

王を描く画家であり、画家達の王。

ルーベンスの絵の躍動感や、人間から湧き出てくるエネルギーというものには、いつも心を揺さぶられる。

血が流れているって感じがするんだよね。

アタシは、ベラスケスや、ファンダイクの絵よりも、ルーベンスの絵の方がずっと好きだ。

おじゃら画廊

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