◆◆◆ 1431 ★ 青木良太さんの陶作品  ◆◆◆

2009.10.26 更新

テレビで、青木良太さんの陶芸作品の番組を見る。

最初に見た作品は、ドキリとした。

何て美しいんだろうって。

あとのは、まあ、ルーシーリーみたいって。

それでも、あの釉薬の研究や、結果はスゴイと思う。

陶器に釉薬を練りこんだ作品とかね。

全部を見たわけでもないので、そのあたりはね、なんとも言えない。実物を見たということでもないし。

それでも、自分でも作陶するようになって、毅然とした美しさを手に入れるというのは、ハンパな練習量ではないことは解っている。

見る人を驚かせよう。

そういう気持ちで作品を作るっていうのは、まあ、創作者としてはフツーのことだと思う。

見るほうだって目が肥えているのだ。

そんなにカンタンに驚いたりはしない。

 

現代美術というのは、その前後の話。

見る者の心をどう動かすのかと、

見たものの記憶に、どのぐらい長い時間残るのか。

その二つの場所を満たした場所にゴールがある。

その話は、ら・おじゃらにも書いたのだけど、

それが、創作というものだと、今は考えている。

ニューヨークのギャラリーで個展かぁ。

ニューヨークかぁ。

まだ行った事が無い。

アタシが独身で、少し金が貯まったりしていたら、ニューヨークに行ったんだろうか。

ときどき、考えることはあるが、バリ島で三年半も暮らしたので、別に、外国暮らしに憧れたりはしない。

やりたいことは、もう、やってきたという気持ち。

それに、日本のマーケットの方が、欧米や何かよりも、よっぽど安定していると思わないこともない。

値段的には、安いかもしれないけど、日本でダメなのであれば、世界でもダメに決まっている。

それぐらい、日本人の美意識というものは高い場所にある。

今日は、長い雨になり、随分と冷え込んでいる。

猫は丸くなったまま。

こういう日は、陶芸には向かない。

手が冷たいもの。

たはは。この一言だけで、アタシは陶芸家ではないってことがバレてしまう。

また塑像を作るよ。

1月の個展に向けて、何らかを作らなければ。

おじゃら画廊

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