2009.9.7　更新

去年の二月ごろに、出版する目的で原稿を作り始めていたんだけど、資金的困窮から、長い間出せずにいた。

その間にも印刷費は下がり続け、しかも、当初予定のＡ５より、Ａ４冊子の方が制作費が安いことがわかり、私は、原稿を作り直すことにした。

最初は16ページの予定で進めていたが、今回の作品は、今まで販売した作品のレゾネ的な機能を持たせたい。

多作なので、全部掲載というのはムリなのだが、売れた作品は、できれば、全部掲載したいのだ。

理由は、中古作品として市場に出回ることがあった場合、この図録で、真贋を確認できるという目的からである。

予算も７万円ぐらいで1000部を印刷する予定で、データを作り始める。

おおっ。こんなに薔薇は売れていたんだ。

いい絵もイッパイあったもんね。笑。安かったよなあ。

でも、一枚三万円なので、10枚売れても、30万円しか稼いでいない。まあ、現実を受け入れるしかない。

自力で売れる価格設定というのは、あるにはある。

多少大きい絵も売れるようにはなってきたけど、ギンザの半分とか、10分の一ぐらいの値段である。

でも、売れないよりはいい。

あのボロいアトリエで、よく頑張って売ってたよね。

現代的な作風が増えて、薔薇を描かなくなったため、収入は激減。

両親にも、オツトにも、もう、絵は趣味にして、働きに出てくれと言われる始末。

そうだよなあ。

全く収益につながっていないもんなあ。

リーマン時代のアタシは、ガッツリ稼いでいたからね。ま、バブルだったからというのもある。

もう、絵は趣味でもいいかと、最近は、本当にやる気を無くしていて、絵が売れないことによる、画家の精神状態の不安というのは、私だけの問題じゃないだろうと思う。

聖子先生だって、オオシマさんだって、絵はいいけど、全く売れないのだ。精神状態はボロボロだし。

はぁ。

画家の人生なんて、そんなもんだよね。

でも、売れている人もいるわけで、その、売れているのか、売れていないのかという研究を、もっと、シッカリとしなくてはならないということになる。

人の研究というよりは、絵の研究であろう。

ら・おじゃらは、今度のオカモトタロウ賞の作品応募に添付するので、１１月前には完成させたい。

今、20ページまで完成したんだけど、どうしても、書とか、ギャラリー・コレクションの紹介ができない。

あと４ぺーじ増やす。

そうすると、９万円ぐらい必要なんだけど、ビミョーに足りないんだよね。あと、２万円ぐらい足りない。

薔薇の絵を３万円で売っても、あまり儲からないということは解った。

アトリエでやっているときには、それでも問題なかったんだけど、ギャラリーは、お金かかるんだよね。

アトリエだって、稼動してないけど、月に5000円ぐらいの維持費は出て行ってしまう。

アタシは、バイトのギャラとか、臨時の仕事などのギャラをコツコツと電気代などに回して、何とか、営業を続けている。

参加作家さんが増えれば、多少はギャラリーの運営は楽になるんだけどね、不景気だし、絵が売れる画廊ではないからね、そんなには、営業をかけたりもできない。

自分で留守番しているときに、売ってる子もいるみたいだけど、手数料をもらってないので、その辺が解らないということもある。

というか、安いので、自力で販売できる人は、まあウチでやる価値あるかと思う。

私ができることで、一番金になるのは、パソコンのマンツーマン指導と思う。

パソコン買う金がないんだよね。笑。

電話回線もないし。

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