◆◆◆ 1398 ★ ワンピースの会 ◆◆◆

2009.9.3 更新

ワンピースの会というのは、今話題の、収集家が、毎年、1つは新作を買って、その新作を展示する機会を設け、新人を応援しようという内容の活動をしている、収集家の団体である。

作品一つをワンピース 1PEACEと表現し、名づけられた会である。

石鍋さんという方が主催されていて、今年の8月8日に、その会があり、そねだゆさんに誘われていたのだが、留守番ということもあり、夜だったこともあって行けなかった。

行くべきだったかなあ。

コノキさんの作品にしたって、アタシは、彼が誰だか知らなかったけど、作品がヨカッタから、持ちたい。

フツー、そういう感情から、作品というのは、買われるべきなのに、収集家というのは、そうではない場合が多い。

作品を買い進むと解るのだが、ある程度の有名どころ、池田満寿夫、長谷川清澄、深沢幸雄

というところは、やはり、どうしても、持たないというワケにはゆかない。

小林敬生とか、中林忠良だって、裸婦がてごろに出ていれば、買う可能性はある。

収集とは、そういう世界であり、銅版画というのは、有名な人は限られている。

狭い世界なのだ。

しかも、ここに名前をあげたひとは、マスオを除けば、まだ生きている。

うーむ。

有名作家の作品を持つと、コレクションに箔がつくからね。誰もが知ってる有名作家さんの作品を持っていると自慢したいわけ。

自慢なのかぁ。

収集家とか、愛好家と名乗る知人も増えてきて、みんなナイス・ミドル以上だけど、まあ、それは仕方が無い。

アタシも、マダム・ミドルなのだから。汗。

作家と収集家というのは、圧倒的な違いがある。

収集家は、良ければ買おうとするし、笑。

アーティストなど、画廊に何人来ても、絵を買ったりはしないのである。

そういえば、今日、ゴミの日じゃないのに、大量のコ゜ミが捨てられてて、その中に油彩額を発見。

早速ギャラリーに持ち込んで、中を確認する。

8号の油彩額で、馬の絵が描いてある。ヘタだなあ。

額縁屋のオヤジのギャラリーで売られていたような売り絵風。でも、もう少しヘタなので、趣味の人がつくったのかもしれない。

まあ、画壇入選クラスかもしれない。

画壇入選でも、物凄く絵が下手な人というのは多い。

まあしかたがない。

また、絵の上に、アタシが絵を描こう。

あれだよね、作家さんというのは、絵は、欲しがらないね。

なんでだろうね。

持つべきだと思うけどね。

長い時間見続けられる絵など、そんなにはない。

いい絵を持たないと、自分の絵がよくなるはずがない。

捨ててある絵を拾ってきたり、誰も引き取り手のない絵をもらったりすると、本当に、絵の道というのは厳しいと思う。

タダでもいらないって話で。

そういえば、この前は、扇をもらった。

床の間なんかに掛けるタイプの品で、光源氏と、紫の上が描いてある。

気持ちとしては、版画っぽい。

名画だからね。本画ってこともないと思うけど、デパートなんかで、茶道具として売られたりしているというオーラ。

どうすればいいのか、全く解らない。

アイロンプリントにして、帯でも作るかなぁ。笑。

自分で作れるとベンリね。@帯。

明日は、この前作った、白い帯を締めよう。

夏の着物も、もう着れないかな。

まだ大丈夫かしら。

まだ暑いからね。

収集家の話に戻れば、この前、精神科の高橋さんという、有名なコレクターさんの展覧会が、上野の森美術館で開かれていた。

アタシは、最近、そのことを知ったんだけど、行きたかったよな。図録は手に入るかな。コレクションしているのが、現代の作家さんだったりすると、著作権の問題があって、結構難しいんだよね。図録はね。

展示権というのはあるんだけどね。

美術館は、展示された作品を図録にして販売する権利がある。

コレクターが、作品を持てば、その作家が有名になるという道筋は、確かにある。

彼らは、イロイロな展示会や画廊の展覧会に足を運んで、作品を購入するのである。

一体、どういう収益構造なんだろうね。

クーラーも暖房もつけないで収集している人をアタシは知っている。

最近は、あまり買ったりできないけど、ビミョーに作品は集まってくるので、スゴイよね。

作家さんの友達多いしね。ギャラリーには、信じられないぐらいの安値で売られて、しかも、アタシは、3割引で買ったりできる展覧会もあるのよね。

手放しがたい作品というのは、ないことはない。

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