◆◆◆ 1396 ★ コノキ・ミクオさんの作品 ◆◆◆

2009.9.2 更新

コノキ・ミクオの新作ガンダ彫刻展

2009年 9月6日(日)〜9月12日(土)

AM11:00〜PM7:00(最終日 PM5:30まで)

みゆき画廊

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月刊ギャラリーに、コノキミクオさんの記事が出ていた。

(此木 三紅大)

なんか、アタシが持っている版画の絵に似てるなあ。

ヤフオクで1500円で買った作品。

アタマに、オオカミと犬かなんかの帽子を被った天使が二人。蜀台が1つ。

ホントウに引き込まれる作品で、作者不詳とかなっていて、確かに、コンディションも悪かった。

(C)コノキミクオ(此木三紅大)

銅版画というのは、もともと、繊細な線が特徴の創作なんだけど、作者不詳の、その作品は、マジックで描いたような強い線のエッジング。

あんなに太い線を、迷い無く作れるというのは、一体どういうことなのか。

そういう気持ちから、技法研究の目的もあって購入したんだよね。

それでも、アタシのアトリエの壁面にずっと掛けていて、本当に気に入っている作品である。

その絵に似ているんだよ。

コキノさんの作品が。

今は、ギャラリーで展示中のため、(天使と妖精展があったので)早速、サインをチェック。

おおっ、 KONOKIというサイン。

エディションは、EDとなっている。

(C)コノキミクオ(此木三紅大)

ああ、これが、アートのご縁というものなのだ。

長年の謎が改名され、アタシの版画には、作者不詳は無くなったことになる。(ホントはまだある。笑。でも、ずっと壁に掛けたりはしていないので、この作品は、ホント気に入っているんだと思う。というか、作品を見続けても、鑑賞に堪えうる力を持っているということである。)

アタシは、別に、有名だからという理由で作品を買ったりはしない。

予算内に買えて、しかも、気にいれば、高校生の作品だって買う。

それが、収集道というものである。

低予算というのは仕方が無いが、審美眼は、やはりあるのだと思った。

コキノさんの記事を読むと、若い頃から、事業に成功されて、絵の才がありながら、お金も稼いだらしい。

今は、千葉県の加須市に美術館も作られたのだそう。

生きながら美術館を作って、有名画廊扱いっていう筋は、ビジネスモデルとしては珍しい。

確かに、作家が画廊を営むのでは、他の画廊は手を引いてしまう。

熊谷守一も、三岸好太郎も、遺族が美術館とし、それを画商が扱うという流れは、あるにはある。

フツーは遺族が担当するのを、コノキさんは、ご自分でされているってことだと思う。

(C)コノキミクオ(此木三紅大)

それにしても、何て自由な作風なんだろう。

コノキミクオ(此木三紅大)|Mikuo Konoki

Profile

1937年 東京生まれ。

1952年 中学1年より油彩画を始める

1963年 武蔵野美術大学卒業

1965年 ローマ・アカデミア美術大学卒業

1976年 美術団体「青枢会」創立

1993年 屑鉄を用いた(ガンダ彫刻)をはじめる

1995年 「那須高原私の美術館」開館、常陳される

1998年 千葉県匝瑳市に「松山庭園美術館」設立

2009年 埼玉県加須市に〜コノキ・ミクオの世界〜「ほくさい美術館」開館

絵画にとどまらずガンダ彫刻や石彫や造園など多彩な才能を発揮。公共施設にも多数の作品を制作設置している。近年は、中国上海でも注目され、二つの国立美術館で個展を行い、作品を買い上げられ、収蔵されている。 現在、青枢会代表顧問、日本扇面芸術協会代表顧問、日本ガラス絵作家協会会長

(C)コノキミクオ(此木三紅大)

おじゃら画廊

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