◆◆◆ 1390 ★ ノウミソの整理 ◆◆◆

2009.8.29 更新

17日から夏休みを頂いて、画廊はお休みしているけど、その間、信じられないぐらいの仕事をしている。

仕事というのか、まだ、収益につながるのかは、未知な部分もある。

でもまあ、種撒きみたいなものかもしれない。

今日は、これから、エッセイを一本書いて、その挿絵も作る。

それから、部屋の掃除を引き続き継続。

昨日、レーザープリンタが届き、同じ体積分のゴミを捨てる。

散らかっている原因は、自分のイラストと、こちらが出した請求書の控え、図書コードなどの書類、決算の書類などが、どんどんと積まれているからである。

書類を分類し、整理するためのファイルを購入し、それぞれ、分類ごとに整理をするという作業を進めている。

オジャラよ、やればできるじゃないか。

ま、部屋が散らかっている要因は、主に、紙類。収納スペースがないからね。

仕方が無いので、長いこと引き出しに入っていたケーブルとか、その類の、もう使わない品を捨て、そこに、書類を入れることにする。

まあ、これで人並みの部屋になるであろう。

アタシのパソコンルームときたら、パソコンがあるだけで、文具を置く場所もないもんね。

机というものがない。

はぁ。

机は、ギャラリーに持って行っちゃったし。

荷物は増え続けているからね、また捨てないと。

人間の煩悩というのは、恐ろしいね。

生活に必要なものというのは、時代によって進化する。

ソフトは、新しくなれば、古いソフトもゴミだし、かといって、何万円も支払ったので、捨てたりもできない。

煩悩というのは、あらゆることの基本であり、人は、自分の欲深さに気づけば、多少なりとも、人生を修正し、質素であっても喜びに満ちた生活に満足を見出すことができるようになるのかもしれない。

しかし、人は、自分の欲深さに気付いたりはしないものなのだ。

アーメン。

なんとなく、キリスト教の牧師さんの話っぽい。

なーむー。

仏教もまあ、そんな感じで、どの道も似てはいる。

人に説かれても、自分で気付かないうちは、良くなることもない。

それは、絵も同じだ。

自分の絵が良いと思っている人には、どんな助言をしたって、その先には進まないものだし、他から学べる人の作品というのは、勝手に良くなってしまうのだ。

アタシも、最初は遠慮していたのだが、もう2年も画廊をやっているし、日本イラストレーター協会の理事でもある。

今まで、一流所の仕事をバリバリしてきた先輩はさておき、これから仕事を増やしたいという人には、イロイロな話をすることにしている。

来た人には、みんな、同じ話をする。

それが、腹立たしいと思う人は、二度と来たりはしないし、アタシの話からヒントを得て、絵が良くなった人は、仕事をゲットし、その報告に来たりもする。

別に、アタシに報告にこなくてもいいとおもうけどね。

まあいいかぁ。

頑張った話を誰かに聞いて欲しいんだと思う。

どの人の絵もそれぞれに良さがあり、仕事に繋がるのかどうかというのは、ほんの僅かな差なのである。

その、僅かの差を詰める。

そういう作業が、営業活動ということになる。

グラフィックデザインをやっているという人も、実は、頻繁に来る。

「ああ、個性のある絵って、使えませんからね、無難な絵が描ける人しか使わないです」

「若い人は、いくらでも引き受けてくれるし、こちらにも予算がありますから、イラストの値段が安くなっちゃうのも仕方が無いんです」

的な無常に満ちた話が繰り広げられる。

もう、昨日に戻ることは無いのだ。

そういう中で、勝ち抜くって話なのかしらね。

収益構造を別に持つって話じゃないかなと思うけどね。

昔のように、他の書籍の儲かったお金で、豪華でご予算タップリな企画をやるなんて時代は、もう来ないのだ。

もし、ある程度稼ぐ必要があるとすれば、企業広告狙いかもしれない。

区の入札業者になるって話も、結局中断したままだし。

アマゾンでの書籍の販売も、JANコード取っただけで中途だし。

今回の夏休みは、そういう、息切れしている話を整理する時間でもある。

今日は、パソコンルームの掃除が思いのほかはかどった。

あとは、フロッピーディスクをどうするかだよなあ。

2DDのFDって、一体何なんだろうね。

それでも、大学のときの卒論とか、新入社員時代にバイトで書いていたエッセイの原稿なんかが入っていて、なんとなく捨てがたいんだよね。笑。どうせ開けないのにね。

みんな、どうしているんだろうか。

おじゃら画廊

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