◆◆◆ 1371 ★ 芭蕉句 ◆◆◆

2009.7.17 更新

行く春や鳥啼き魚の目は泪

鮎の子の白魚送る別れかな



さっさっと玉藻唐本読んでいる

三韓を玉藻の前はすぐ通り

しあわせな狐は玉の輿に乗り

那須野まで十二単のままで飛び

雄狐はたとへ化けてもたかが知れ

田一枚植ゑて立ち去る柳かな

風流の初めや奥の田植え歌

松島や ああ松島や 松島や

松嶋や さてまつしまや 松嶋や

嶋々や 千々にくだきて 夏の海

川舟や よい茶よい酒 よい月夜

夏草や兵どもが夢の跡

五月雨の降りのこしてや光堂

閑かさや岩にしみ入る蝉の声

山寺やただの桜が二三本

あつみ山や吹浦かけて夕すずみ

暑き日を海にいれたり最上川

象潟や雨に西施がねぶの花

塚も動け我泣声は秋の風

石山の石より白し秋の風

はまぐりの ふたみにわかれ 行く秋ぞ

もしかしたら、違う人のも混じっているかも。

旅の俳句なので、どこでどういうたびをしたのかとか、

この辺りの風景的な史実に基づかないと、マニアからクレーム殺到というのが必至。

足を踏み入れるべきではないのかもしれない。

旅行記は、あまり読む気はしないからね。笑。

もう少し、ちゃんとしたところから抜粋しよう。

結構、俳句をピックアップするというだけでも苦戦。

解説読まないと意味不明だし。

そういう意味では、新しいのかもしれないと、どこかで思ったりもする。

でもまあ、絵的に、なかなかファンタスティックな情景が浮かび上がる句もあるね。

メルヘンの俳人だね。芭蕉は。

そうして、イラストレーター協会の仲間の絵のことを思い出して、ああ、アタシもあんなに上手く描けたら、もっと作画が楽しいに決まっていると悔しい気持ちでイッパイになるのだった。

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