◆◆◆ 1363 ★ 2日目 新作を作る ◆◆◆
2009.7.5 更新 早速、光ファィバーの置物をケースから出して解体。 オッサン「おいおい」 審査員「何か手伝いましょうか?」 という現場。 オジャラ「だから、壊しちゃうって言ったじゃないですか。新作になるんだから、この時計も、生き返りますよ。」 という無責任さ。 とりあえず、すべてを解体して、中をチェック。 全員が「おおっ。こういう構造になっているのか」 などという、小さな感激が起こる。 なんて単純な構造なんだ。 それから、それをガスメーターに装着できるか試してみる。 なんだか、ピッタリなんだよね。 ガスメーターの箱は、ガス管を通す穴が二つあって、そこにコンセントとスイッチも装着できる。 オジャラ「こうなる運命だったんだよねぇ」 |
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審査員「誂えたようにピッタリときますね」 オジャラ「あれだよね、この箱を拾ったときにさ、もう、何を入れるのかホントウに楽しみだったんだけどさ、光るモノが入ると、窓の中を覗き込んだときに、ぐっと引き込まれるよね。」 オッサンは、審査員にビールを飲むかといい、近くの店に買いに行ってしまう。 アタシは、材料を頂いたというのに、ビールまでご馳走になってしまう。 オッサンにしてみれば、「ゴミばかり持ち込んでしまって、申し訳ない気持ちでイッパイ」 という理由のお詫びのビールらしい。 人間の気持ちというのは奥深い。 彼は水墨画を長年愉しまれていて、もうすぐ80歳のため、自分の身辺の品物の整理をしているのだという。 宴会モードに入った会場は、アタシがドリルやジクゾーでバリバリと品物を壊しながら、箱の中にセッティングしていくのを肴に、あっという間に時間が過ぎてゆく。 そのあと、一人、街歩きを楽しみに来たギャルが乱入。 |
このぐらいだとバッチリなんだけど、 ピンボケしてるんだよね。はぁ。まいったなあ。 |
オジャラ「ウチは、カフェもやってるんだけどさ、面倒くさいから、近くの別なカフェを紹介しちゃうんだよね。 だいたい、アタシが、作品を作る手を止めて、コーヒーを入れるっていうのが間違ってるよ。ったく、こちとら忙しいのよ」 という会話。 全員が爆笑し、アタシは、バリバリと、ゴミの中に、ゴミを装着してゆくのであった。 それから、さびた部分にペンキを塗るかどうかとか、箱の中に絵を描くのかとか、このオブジェをどうやって立たせるのかなどの話で盛り上がり、夜になり、みんなやっと帰ってゆくのであった。 なんとなく、この作品が売れる日は来ないことは理解できた。 今年のオカモトタロウ賞には出すかもしれない。 日本的な箱モノに何らかを入れるという作品が随分とできたからね、それを、ひとまとまりの作品郡として、展示したら楽しいよね。 重箱、桐箱、蚊取り線香の缶、ガスのメーターの箱。 オジャラは、電気メーターの箱も持っている。 ポストも、落ちていたら拾うことにして、新作の構想を練る。 この前、スーツケースも拾ったし。(今は電球が大量に入っている) つづらも持っているし。 あと、弁当箱でも作りたいよな。どなたか、アルミの弁当箱、要らない方下さい。壊れていてもいいです。 と日記には書いておこう。 |
こちらが鈴木さんのポスター。なかなかのでき。 |
弁当箱かぁ。 なんか楽しみだなあ。 そうめんの箱っていうのも、去年いくつか拾ったし。 (すでに、ウオッシュレットのリモコンに、オシオッサさんが1917とサインを入れてしまっているのだが) アタシが、ペイントした品もある。 あれはカワイイ。 ホントは、スイッチを押すと、何らかの音が出たりするようにしたいんだよね。 なかなか、そこまで材料が揃わない。 廃材だからな。 |
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