◆◆◆ 1362 ★ 2日目 ◆◆◆

2009.7.5 更新

日曜日で、コンペの審査員の人が来る。

それから、七夕飾りの追加のオブジェを持ってきてくれる人がいて、しばらく絵の話をする。

そのあと、この前バラの絵を買って下さった方が又来る。

という感じで、別段売れたということでもないが、人はなんか多い感じ。

そんな間にも、アタシは、この前拾った木の柄の日傘を、布地用の黒い絵の具で塗ったり、陶芸作品にヤスリをかけたりして忙しかった。

大きな品物としては、近くの工事現場でもらった、柱が二本。

バッチイので外で洗う。

ニッカボッカのお兄さんに、「今度、仏像を作るので、柱を少しほしいんです。」

とお願いした。

オジャラ「大きいのは持てないので、小さめを」

そうして、手ごろなのを2本もらい、持ち帰る。

ニッカボッカは、アタシがチビで女だということに驚いて、「この柱は重いですよ」

などと、心配してくれるのであった。

オジャラ「お兄さん、アタシね、マイ脚立、二個もってるんだよ」

などと話すと、

「キャーカワイイ」

という会話。

三人ともイケメンだった。

最近のニッカボッカって、茶髪なのね。笑。アタシが知る限り、その筋はパツキンと決まっていたのに。

という楽しさ。

芸術家って、楽しいわぁ。

何故アタシが、柱をもらうことになったのかというと、先日、足立区展で、彫刻の部門の渡辺先生が、ブロンズ像を作られていたので、ブロンズ像をどのように作っているのかという話を伺った。

近くにいた湯川先生が、イロイロとご指導くださって、(去年は、テラコッタ塑像を区展に出したため)皆さん、親切にしてくださった。

湯川先生は、今年は、おおらかな自然の木彫に、テラコッタの顔や手足が生えているという作品。

展示の解体をしているときに、湯川先生に、どうやってとりつけたのかを伺う。

湯川先生は、テラコッタにはボルトのようなモノを装着して焼き、木の地にねじ込むような感じで作られるのだと技法を話してくださった。

このぐらいだとバッチリなんだけど、

ピンボケしてるんだよね。はぁ。まいったなあ。

湯川「オジャラさんも、木彫もやってみたらどうですか」

オジャラ「うーん。塑像よりも難しいですからね、塑像がもっと、ちゃんと作れるようになったらにしようと思ってます。いきなりやると、失敗しますよね。それに、材料が高いし」

湯川「ああ、家の解体現場などに行くと、柱なんかをもらえるから、それを使うといいですよ」

オジャラ「解体現場はいつも気になっていますけど、柱は重くて、持ち帰れないんです。

アタシ、いつも徒歩なんで」

という会話をしたばかりだったのだ。

アタシは、運がいい。

ごく至近で、解体工事が行われていて、手持ちできそうな柱がちょうどあって、お兄さんもイケメンだった。

やっぱ、木彫をやれっていう、神様のご指示なのかもぉ。廃材を利用すると、テラコッタよりも、ずっと安いからね。笑。コスト的な話なのぉ?

とはいいながら、どうやって作るのか全く不明。

大工さんに電話だな。たはは。(大工さんは、ときどき仏像を作っている)

こちらが鈴木さんのポスター。なかなかのでき。

夕方、審査員の方が審査を終え、彼の画集なんかを見せていただきながら、絵の話で盛り上がっていると、近所のオッサンが、何かを持ってきてくれる。

よくよく見ると、光ファイバー式の花をかたどった、光るオブジェと、その中に装着されているデジタル時計であった。

オッサン「これ、いらないんだけど、オジャラ、なんかに使うかなと思って」

オジャラ「これ、買うと結構高いっすよね。もう要らないんですか?」

オッサン「うん。なかなか、キレイなんだけどね、随分と前に買ったもんでさ、もう要らないんだ(けど捨てられないんだよ)」

オジャラ「うっひょー。いらないんならもらいますけど、壊しちゃいますよ」

そうして、この前のゴミの日に拾った、ガスメーターの外側を持ち出してくる。

このガスメーターも、ドロドロだったんだけど、さっき、柱と一緒に、水洗いして外で乾燥中だった品である。

おじゃら画廊

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