◆◆◆ 1354 ★ 陶芸工房 一隅 絵付け-2 ◆◆◆

 

2009.6.26 更新

絵付けに行った話しが、茶道の話になってしまったが、絵付けは、たいして上手くは行かなかった。

この前は、5時間で何十個も絵付けをしたので、作品が荒れていた。

今回は、もう少しゆっくりと絵付けをすることにする。

釉薬が欠落したりすると、それだけで、販売できなくなってしまう。

素描を買ってくれた人におまけでつけたり、他の陶製作品と抱き合わせにしたりしなければならない。

それは、不本意なのだ。

もう少し心を砕けば、売れる作品だからである。

釉薬のつけ方は、久しぶりなので、思い出すまでに時間がかってしまう。

今までは、ジャボンとつけていた透明釉薬も、今日は、「吹きつけ」でまんべんなくつけることにする。

主に使うのは、ゴスと呼ばれる藍色の下絵の具で、これで、主軸となる線を描き、所々、赤でアクセントを入れて、最後に、透明釉薬を吹き付ける。

透明釉薬は、下絵が消えるぐらいにシッカリとかける。

分厚い茶椀って、みっともないんだよね。頑丈にはなるけどね。

今回は、ブレンドと呼ばれる、センセイが、生徒さんの失敗作品を練り直した粘土と、白磁の二種類で作った作品がいくつかある。

7月からアタシの個展がはじまるから、ゴスだけ買って、ギャラリーでも絵付けをしようと思う。

工房は、流行っていて、人の出入りがひっきりなしで、その上、皆さんお菓子を大量に持ち込んできて、作っている間にも、太ってしまうこと必至。

スゥィーツは、だいたい断ってるんだけどね。断りきれない日もある。

(2週間に1個ぐらいは、食べられることもある)

お教室の皆さんは、銀座でグループ展を開くらしく、その準備で、大量に焼いていた。

陶芸工房の経営状態を考えれば、皆さん、個展のために新作を沢山準備したり、売る気で作ることは、全体的な力があがるし、沢山作る分、収益があがるので、理想的だと思う。

アタシは、自分のギャラリーに置いたほうが売れるので、そういう話には参加しないのだが。(正確には、誘われても、参加費を捻出できないので、足並みを揃えられないというのがホントウのところ。)

銀座でグループ展かぁ。

まあいいかぁ。

貸画廊で、自腹でやっても、いいことは無いはずだ。

最低でも、企画に持ち込まなければならない。

そこまで、作品の力を上げるという優先順位の方が高いに決まっている。

土曜日には焼きあがる。

焼きあがるという日は、本当に楽しみだ。

アタシは、茶人になったのが先だけど、自分で道具を作るようになって、これがホントウのおもてなしというものだと納得した。

自作の茶椀ではあるが、皆さん、よく見てくれるし、茶椀のエピソードでも盛り上がる。

イロイロな茶椀で茶を点てていて思うことは、泡立ちに最も重要なのは、温度だというところである。

楽茶椀のように分厚い茶椀の場合、お湯の温度を物凄く高くしておくか、冬などは、茶椀そのものを少しあたためないとならないはずなのだ。

そうしないと、泡だたない。

茶椀を温めて、拭き取るという作業は、ビミョーに面倒である。

泡立ちの基本としてもう1つは、入れる前に、粉を振るうことである。

茶漉しで、抹茶を振るい、それを茶碗に入れるときに、暖めた茶椀は冷めてしまう。

その辺りの段取りというのが、「おもてなし」に関わってくる。

 

お抹茶は静岡に限る。

抹茶茶椀は(コーヒーを飲む用に使うという理由から)2個注文が入っていて、それから、知人に、いくつかを贈ろうと考えている。

大量に、茶道具を下さった方や、いつも、お心遣いの品を贈って下さる方に差し上げるためである。

のこりの出来の悪いのは、ギャラリーで使う。

自家用だと儲からないわね。笑。

売る程の作品でもない。

塑像は、安定感が悪く、倒れたときに、天使の羽がもげてしまうという事故多発。

磁器はテラコッタより、扱いがずっと難しい。

もう少し、大きい塑像も作ってみたいが、粘土に慣れなくて、なかなか作り進めない。

おじゃら画廊

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