◆◆◆ 1324 ★ ローカル紙の取材を受ける/額縁作り ◆◆◆

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2009.6.4

今日は木曜だが、展示変えのため、お休み。

午後から、ローカル紙の取材と撮影があり、気合を入れる。

とはいいながら、昨日から額縁制作のため、ギャラリー内は、木工工場のような散らかりぶり。

撮影は、ごく一部で行われるため、構わない。

顔写真だけは勘弁して欲しいと、毎度毎度思うのだが、なぜか、メディアの人というのは、顔を出したがるね。

親近感が深まるからと思う。

ま、美人だからいいかぁ。

と日記には書いておこう。

(注、ここは、笑う所です。)

そのあと、休みということを知らず、知人が訪ねてきてしまう。遠方から、コーヒーを飲みに来たというのに、

「今日は、コーヒー無いわよ」

などと冷たくされ、無料の麦茶を出される。

アタシは、ゲタの裏にゴムを貼り終わり、作る予定の額のクギ打ちも全て完了したため、やなせたかし展に行く話をする。

オ「よかったら、ご一緒しませんか?」

御仁「やなせたかしって、誰ですか?」

「アンパンマンを作った人です」

御仁「嫌、行きません。」

「そのあと、不忍ギャラリーのバーゲンを見に行くんですけど、そちらを先にしてもいいですよ。ご一緒しますか?」

老舗のギャラリーの作品を見ることは、鑑識眼を肥やすことになり、素人には、物凄く勉強になるはずだ。

嫌、やめときます。

あまり、アートには、関心のない御仁である。

まあ、仕方が無い。

彼は、磁器専門の蒐集家で、アタシの、コーヒーカップをヤフオクで落札した人だ。

当時でも既に500客以上は持っているはずで、1円とか2円とか、その筋の安い磁器を、片っ端から落札しているコレクターである。

そうして、彼には、「炎芸術」を見せ、

「アナタは、まず、こういう専門紙を見て、磁器とは何か、陶芸とは何かを学ぶべきだ。」

などと罵倒される。

オジャラよ、来客を罵倒するな。

しかも、あんな、どーしょーもないコーヒーカップを落札してくれた御仁なのに。

そーではない。

コレクションというのは、コレクターの美意識なのだ。

アタシごときに、安いモノを集めているなどと瞬時に見抜かれてしまうのも、問題なのである。

彼には別の目的があり、それはそれで、効果をあげているみたいだし、効果のワリには、値段も安価。

市価を勘案すれば、破格も混じっているため、トータルで見れば、絶対に儲かっている。笑。

蒐集って深いわねぇ。

銀座のアンティークモールなどのショーケースをレンタルして、市価よりも安値で売れば、結構儲かったりしてね。(彼の真の目的は、そういう理由ではありません、念のため)

「炎芸術」は、彼の心を動かした。

後日、アタシのところに来たときに、

「ほんと、自分は、何も見たことが無かったんだ」

などと感想を述べてくれた。

全くその通り。

しかも、彼は、陶器が嫌い。

磁器しか受け入れることができない御仁である。

であるからして、アタシに、

「磁器を語るのであれば、陶器も見ろ」

などと、更なる罵倒を浴びせかけられる。

よく、また来るよなあ。笑。

別段、アタシは、陶器や磁器の蒐集家ではない。

しかし、市販されている磁器のクオリティーというのは、作家のレベルよりもずっと高い場所にあるということは知っている。

個人的には、美しすぎてつまらないという評価。

とはいえ、作品でありながら、商品でもあり、収益を上げているということについて、大きな関心を持っているのである。

実の所、作家の目指すべき場所は、自分の創作が、商品化され、市販され、儲かるというところになければならない。

陶芸とか、工芸品というのには、そういうマーケットがあるのだが、アートというのはね、「用」という機能が備わっていないため、商品になりにくい。

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