◆◆◆ 1314 ★ 夏のエプロンを作る ◆◆◆

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2009.5.25

暑いので、夏向きの記事でエプロンを作る。

古い紗のきものをリメイク。

紗の着物って、なんてスズしいんだろう。

着物をほどくと、本当に、一生懸命縫われていて、そのことにいつも感動する。

痛んだところを取り替えながら、何度も天地替えをしてある着物の、すりきれた柄は、みすぼらしいというよりも、誇らしげである。

うそつき袖の補強をしていると、近所に住んでいるという女性が入ってきた。

彼女は、猫の絵の値段を聞いて、「花の帽子をかぶった女の子の絵はあるのか」と聞いてきた。

オジャラ「今は、アトリエに置いてありますけど、あの絵は、上の猫の絵と同じ大きさなので3万円です。額は別です」

と答えると、

「そんなに安いんですか」

という答え。

オジャラ「ええ、無名ですからね。これぐらいが妥当と思います。物凄く安いってことでもないかなあ」

この前来た人は、同じ絵を3万円と言うと、

「高くて買えません」

と言い、1500円の絵を求めて帰っていった。

ま、この人は、買ってくれただけヨイお客様である。

1500円を買う人は、だんだんと買うことになれてゆき、その額が5万円になる日も遠くないからである。

何故そう思うのかといえば、アタシがそうだからである。

3万円が高いのか安いのかというのは、人それぞれである。

デパートなどで売られている、4万とか5万とか、もっと高い複製画が、バンバンと売れているわけで、あれこそが、価値もなく、最もお高いアート作品だと、毎度毎度思わされる。

それでもマティスの複製画や、風神雷神の複製画の方が、アタシの本画よりも、高値で売れまくっているという実態を否定するわけではない。

名画と呼ばれるものを身近に置きたいという気持ちもあるし、デパートや美術館以外で、絵を見たことがないという、買うほうの、知識の無さから来る購買行動である。

一歩画廊に足を踏み入れて、ちゃんとした版画や絵画が、デパートの複製画よりも安く売られている実態を知れば、その人は、二度とデパートでは買わなくなる。

それでも、画廊の敷居は高いのか、なかなか入ってはゆけないようである。

ちゃんとした画廊を何軒か知れば、もう、そこでしか買わなくなるので、誰か、よく絵のことを知っている人に、良い画廊がどこにあるのか、聞くだけでよいのにね。

逆に、蒐集筋の人の話になれば、買っている店はみんな同じで笑える。

オジャラ「最近、何か買いました?」

じゅん「S画廊で、一枚。まだ回収してないけど」

みたいな会話。みんな同じなのねん。

それほど、ヨイ画廊というのは、多くはなくて、みんな、ついつい、そこで、サイフの口を開いてしまうということみたい。

あの画廊にいたひとと、今度は、こっちの画廊で会ったりとかね。

実のところ、随分と狭い世界なのだ。

そういえば、不忍画廊さんで、また、夏のバーゲンが始まった。

行かなくちゃ。

買わないように気をつけないと。

というように、蒐集家の心境というのは複雑である。

 おおっ。この絵は、トランプの文字が逆になってる。

(版上サインは、わざと反転させています@ピカソ風に)

今日は、アトリエで、花帽子の絵を探したついでに、注文が入っていたピエロの絵を回収。

ひび割れていたのを直したのが乾いていたからである。

水曜日は、額を作るよ。

立体額用の木材と、クリーム色のペンキを購入。

手製の額というのも、それなりに、シンプルで美しい。

材料費は、木材とペンキで2500円程。

東急ハンズ高すぎるぜ。

それでも、ホームセンターに行ったり、タクシーで帰ってきたりするよりも安いので仕方が無い。

ホームセンターに行くと高くつく。

大量に買ってしまい、払うのが大変なのよ。

3万円の絵の話に戻ると、アタシの絵の値段が安いと言った人は、久しぶりなワケで、やっと、ギャラリーらしい展開になってきたのかもと思ったりもする。

アタシの絵は、皆さんが驚くほど高くないと思うけど。笑。

アタシの知るマーケットの情報や作品の質なんかと勘案して、最安値とおなじぐらいに設定してあるからね。

画廊街の同じ価格帯の絵よりも、絵の具のクオリティも高いと思う。

バリ島で土産モノの油彩を3万円で買うよりは、よっぽど画家の絵になっているはずなんだけどね。汗。

まあいい、まだ、それほどの絵でもないということなのだ。

絵を買ったことの無い人は、まだ、絵の見方や、値段のことをよく知らないだけで、1つニセを掴まされれば、あっという間に、真贋を見極める目利きに成長できるという底力も持ち合わせている。

頑張って絵を現金化して、ラ・オジャラを出版しなくちゃ。頑張るわ。

おじゃら画廊

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