◆◆◆ 1304 ★ 天使と妖精展/日本イラストレーター協会展 ◆◆◆

 

2009.5.11

日本イラストレーター協会展

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2009年5月7日(木)〜5月20日(水)

山脇ギャラリー(入場無料)

11:00〜18:00(日曜日休館)

初日14:00〜18:00 最終日11:00〜12:00

〒102-0074東京都千代田区九段南4-8-21

TEL03-3264-4027

JR総武線、都営新宿線、東京メトロ有楽町線、東京メトロ南北線

「市ヶ谷駅」から徒歩1分

おじゃらはこの絵を出品しています。

初日、留守番の作家さんが来てくださったので、協会展に足を運ぶ。

画廊になってから、交流会にもなかなか参加できないでいた。

今回は、新人の、ひつじはねた君、どちらかといえば、コンテンポラリー風と、岡雅明君という、ペット肖像画系で、あちこち賞をとりまくっている若い二人が参加してくださり、彼らの話でもちきりだった。

ひつじ君は、犬カフェなどに売り込みをかけ、ペットの肖像画なんかも描いているらしいけど、公募や展覧会に出すのは、本当に、コンテンポラリーでございますという、(わが協会では、)異色系。

オジャラ「あの絵ってさ、売れるの?」

などと、いきなり切り出すアタシ。

おとならにいらっしゃった、長年イラスト畑でご活躍の宮前センセイなどは、苦笑い。

聞きたいことを聞くよねという感想。

みんな聞きたいと思っていることを、アタシが聞いてあげているだけである。

岡君は、デパートなどで作品の販売もしているみたいで、自分の取り分をもっと増やしたいという話で盛り上がる。

そうなんだよね。

自分で売ったほうが、アタシの方は、実入りがいいのよ。(本当)

間に画廊や何かが入って、たとえば、号3万円で売れたのだとしても、アタシに入って来るのは、今とたいして変わらないとか、もっと安いとかいう話なのだ。

バリ島から帰国して5年間、アートのマーケットに対する研究は、相当に進んできて、ハッキリ解ったことは、画家になど、たいして金は入らないのだということだけである。

それであれば、生きている間に、安くても現金化する。

そういう筋で、前に進むというのでいいんじゃないか。

というのが、今のところの結論である。

もし、アタシの作品の価格をもっと、上げてくれて、一緒に儲けようという力のある画廊さんが、声を掛けてくれるのであれば別だけれども、そうでなければ、自分でやるほうが儲かるのだ。

年末からの不景気ムードで、絵を買うというのは、なんとなく低迷気味。

それは、ウチの画廊に限ったことではない。

多分、中古の有名絵画も下げてきているから、買う人は、そっちに流れているはずなのだ。

こういうときには、静かに耐える。

生きている作家さんを応援したいという人も、必ずでてくる。

ウチの画廊の作家さん達もみんな頑張っているんだ。

イロイロな画廊を回れば、私の所の値段が、高くないことに気づくし、是非ウチでという、ファンのお客様も必ず出てくる。

画廊の活動というのは、そういう活動でもあるはずだ。

デパートの複製絵画に何万円も出すのなら、ウチの作家さんの作品の方が、いいものも沢山あるからである。

少しずつ、アートファンに正しい知識をつけてもらい、また来て頂く。それが、アートギャラリーというものだと思う。

ムリに、不要な絵を売りつけるのが仕事であってはならない。

新しい陶芸の土も届いたし、コンペの仕事が落ちたら、新作を作らなくちゃ。

コンペが通ったりしたら、一ヶ月はかかりきりになるだろうから、日記は、また更新できないことは確定である。

おじゃら画廊

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