◆◆◆ 1292 ★ 武相荘 白州二郎・白州正子邸 -2 ◆◆◆

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2008.3.27.更新

北千住からさえ、バスツアーが出発するほどの大人気。

他のエリアからだって、当然にバスツアーのルートになっていると考えれば、あの集客力にも納得がいく。

午前、午後と、急に人が増えて、また減って、また増える。

増えるときには30-40人ぐらいがどっと押しかけて、あちらこちらで撮影をし(館内は撮影禁止なので、土砂降りの外で、建物と記念撮影的ムート゜)、お茶を飲むとか、グッズを買うとかして楽しむのである。

正子好みと書かれた傘のお値段は21000円。

○1つ違うという店内。

それでも、地元の作家さんの染付けの陶芸作品や、手作りのバッグなんかも販売されていて、これだけ集客できて、「正子好み」などというブランドになれば、それなりのお値段で販売もできて、作家もお店も超ハッピーということになる。

テレビってスゴイのね。

とくに、次郎さんは、なかなかのハンサムでやり手だった。世の中には、才色兼美というのが存在するのだと思った。

こういう、ローカルな記念館なんかを見て感じるのが、二世、三世のガンバリである。

白州正子の本などは、アタシでさえ二冊も持っているのだから、世の中には、もっと沢山所有している人もいるに違いない。

人は、目利きとか、美的生活、民芸などという、ブームに弱い。

武相荘の中は、農家の建物をそのまま使っているわけで、華美というよりは、質素という言葉が適切である。

正子は、著書の中で、

「家というものは、どんなに綿密に計画を立てて作らせても、満足するということがない。」

と書いていた。

逆に、手を加え易い構造の家に、改造を加えて、住みやすくするというほうがいいのだと。

なるほどぉ。

勉強になるわぁ。

ウチの母などは、父が折角、母の意向だらけの家を建ててくれたのに、20年たっても、不満を伸べている。

そのたびに、ああ、人というのは、何て自分勝手なんだろうとアタシは学ばされる。

満足するというのは、高度な域にある。

不満というものがなければ、生活は良くなることもない。

人類の発展は、不満と好奇心、楽をしたいという、怠惰な心から開発された、新しい用具の積み重ねで進んできた。

これからも、そうやって進んでゆくのだ。

そうして、自分の家に、ブアイソという名前をつけてしまうジローちゃんは、やっぱ、洒落者だったなと思わされる。

飾り気もなければ、華美でもない家の見学ではあったが、考えさせられることも多かった。

なによりも、庭に植えられた、何種類ものボタンや椿の木がね、究極の贅沢だなと思った。

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