◆◆◆ 1191 ★ 大橋さん・コサチポウさんとの会話 ◆◆◆

 

2008.7.28.更新

アタシの個展の最中で、アタシが毎日留守番で、確実に郵便物が受け取れるという理由から、この時期、コンペの運営代行を引き受けることになった。

インターナショナル イラストレーション コンペティションの公募受付なので、毎日、大量の郵便物との戦いである。

そうして、大橋さんも、コサチさんも、アタシのところに、全力の一枚を届けに来た。

オジャラ「あれよねえ、公募用の作品を作るって、力の入れどころが違うのよね。」

コサチ「そうなのかもしれませんね。」

オジャラ「まあ、イロイロな作品が、求められているわけだけどね、ヘタな絵はムリよね。」

オジャラよ、アンタの、そのヘタクソな絵については、どう考えているんだよっ。

というように、人の絵の話と、現実は違う。

コサチさんは、アタシのイラストを眺め、「こういう絵は描けないんですよね」という感想。

アタシのイラストは、あんまり、ネット上には載せてないからね。(別段、紹介したいということでもない)

ギャラリーには、かろうじて、雑誌表紙のイラストをまとめた冊子があって、みんな、それを見て、感想を述べるというムード。

そのあと、立体の撮影の仕方であるとか、東京国際ブックフェアで、仕事が取れた話なんかで盛り上がる。

大橋さんも、コサチさんも、お仕事がきたり、打診があったりしているのだそうだ。

なるほどぉ。やっぱ、効果あったんだね。

アタシの場合、圧倒的なコネの力だけで仕事を取っているからね。笑。最初の仕事が良いと、次も来る。それは、担当が替わっても、また別な人になったとしても、頼まれる。

来た仕事は断らないというだけで、イラストやデザインの仕事をしたいってことでもない。

ただ、職業柄、結果を良くするために、素描の習作を繰り返しているという実態はあり、イラストの仕事が入って来ると、絵の具代の足しになるので、断らないということである。

アタシの絵は使いづらいからね。

もう少し、無難な絵が描けるってところも、示さないとね。笑。

イラストの仕事の営業の話にもどれば、「こういう絵を探しているんだけど、この子は、こういう絵が描けることが、今ある作品で解るから、この人に頼む」

というのが、圧倒的に多い。

協会メンバーは、産まれたときから絵を描いてますという人達ばかりで、ホントウに絵が上手い。

もしくは、何がしかの良い部分がはじめから備わっていて、作品に引き込まれる。

公募の開封作業は、アタシ一人の時間に、こっそりと行われる。

審査が終わるまでは、関係者以外に見せるワケにはゆかない。

それは、ある種、秘密裏な楽しみでもあり、ウッヒョー

などと思いながら、どんどんと作品を取り出してゆく。

最低でも、入賞するからには、『ウッヒョー』

という感想は必要だと思う。

今年からは、審査員を辞退。

直接会場に搬入に来る人もいるし、アタシは、協会のメンバーとも仲良しだからね、接触頻度が高くなると、客観的な判断ができにくくなる場合もある。

(実際、絵を前にすれば、そんなに甘い世界ではない)

それでも、まあ、受付と返送作業があるからね。

時間があれば、ゆっくり見たいよなあ。勉強になるし。

そうして、山積みになった、イラストの公募作品を見て、ああ、この山は、夢の塊なんだと思うと、それが嬉しかった。

そうして、『ギャラリー』とか、『公募のお手伝い』というのは、そういう夢を現実のものにしてあげられる仕事なのだという実感が沸いてくる。

おじゃら画廊

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