◆◆◆ 1171 ★ 悪魔と妖怪の合コン展 最終週  ◆◆◆

 

2008.6.21.更新

黒ネコさんの息子さんの、子黒ちゃん。

ホントウに、こういう衣装を着ていたのよね。

絵がデカすぎて、額に入らないという話を除けば

なかなかの出来であった。

三週目を過ぎると、あまり売れなくなる。

ところが、来客というのは、多少ある。

客筋はといえば、リピーターさんもチラリホラリと来る。

蒐集筋も、少し混じるようになってきている。

それは、我が画廊の測り知れないパワーを感じ取りに来ているに違いない。

なんか、変わっているからね。笑い。画廊っぽくないというかさ、ここのところ、包帯作品多数だし。

作家さんは作家さんで、大分慣れてきて、絵の相談やなんかも、気軽にしてくるようになってきているので、アタシは、講師業も忙しい。

留守番の人に

●小口木版

●筆の作り方・墨の作り方と、書き方の指導

などである。

どの作家さんも、作品を作るということに、執着がある。

新しい作品も、楽しく作りたい。

オジャラがデザインした、イラストレーター協会の冊子カバー。

デザイン力も、向上中。

どこかで見たことあるような気もするが、それはそれで、仕方が無い。

いつ来ても、作家さんが留守番していて、何らかを作っている画廊というのは珍しい。

愛想の無い、絵のことも良くわからない、画廊スタッフが留守番をしているのでは、見に来た人も、たいして長居もせずに、帰ってしまう。

ということになる。

デメリットとも思える、二階建てのギャラリー構造は、実は、二階でお茶を出すという裏技により、驚くほど、長居時間、店の中で作品を見てゆく人が多いのである。

それは、スタッフの目などから開放されている上に、作品の点数が驚くほど多いということもある。

中には、図録をゆっくりと見てゆく人もいる。

人を引き込む作品というのは、そう多くない。

どの作品を見て、画廊の中に入って来るのかは、お客様によって違うというのが興味深い。

アタシの作品や、寺田さんの作品に吸い寄せられる人、諸岡さんの作品に吸い寄せられる人など、それぞれの、アート鑑賞のレベルによって、マグネットになる作品が違うということになる。

であるからして、画廊としては、無難な筋、ああ、いいなあという筋から、何じゃこりゃ

まで準備をしなければならない。

そういうことになる。

それから、作家さんには、

オジャラ「ウチの画廊は、まだ、作品を買うお客様がくる画廊じゃないの。でもね、皆さん、価格をチェックして、ゆっくり作品を見てくださるからね。

イイ絵は、必ず売れるようになる。

作品が売れないのはね、絵が悪いからなの。

だからね、どういう絵をみんなが飾りたいのかも、それぞれが考えて、作品作りを進めてね。

この絵はいくらですか?とね、お客さまが心を動かして、ついでに、サイフの口も開いてしまうような作品にならないとね」

などという話もする。

厳しい話だが、それが現実というものだ。

イラストレーター協会の、仕事のコンペなどは、毎回戦い合い。一番上手い人だけが仕事を取ることになる。その話と比較すれば、画廊で絵が売れないという話など、どうということはない。

そうして、アート初心者のお客様には、

「ちゃんとした画廊はね、絵をムリに売りつけたりはゼッタイにしないの。

だからね、気の済むまで作品を見てね、欲しいときに、お店の人に、声をかければそれでいいのよ。

あとは、自由に作品を見て歩くのを楽しんでね」

などと、普通の画廊についての解説もする。

そうすると、本当に、画廊巡りを始めるギャルも出現して、また、ウチの画廊に戻ってくるのである。

注)画廊入り口でポストカードを配り、強引に集客しているお店は、カード契約するまで外に出られないということがあるので、気をつけろという話も、ついでにします。

おじゃら画廊

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