◆◆◆ 1132 ★ かえる VS うさぎ展 始まる ◆◆◆

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2008.4.29.更新

カエルVSうさぎ展がいよいよスタート。

搬入の日、作家さんのバッグが置き引きされるという大事件が起きてしまう。

油断があった。

しかも、アタシのバッグには金がないと踏まれたのか、彼女のバッグだけやられてしまう。

近所にドコモショップ、マルイがあったので、カードを止めて、警察で、クレジットカード会社にも電話をかけさせてもらい、やるべきことはすぐに完了できる時間帯だったのがラッキーだった。

はぁ。

アタシは、入り口に、台湾で買ったドアチャイムを早速とりつける。

早くやるべきだった。

問題があったのに、放置していたから、別な問題が起きてしまったのだ。反省。

商売をやるということは、イロイロなことを学ばされる。

毎日が、朝ドラ状態よぉ。

気持ちを切り替えて、展覧会に挑みたい。

ご来場のお客様、お手荷物にはくれぐれもご注意下さい。

30日には、ケーブルテレビの取材がくる。

この日は暑くて、冷房を入れる。

なんだか、部屋が冷えないんだよね。

あまり上手く話せなかったが、まあ仕方が無い。

今回は、Tシャツ、ぬいぐるみ、石ころ、ポストカード、素描のような作品が中心だ。

アタシは、アクリル作品と陶芸を何点か出す。

もう少し出展者を出したいんだよね。

どうしてカエルVSウサギなんですか?と聞かれることが多い。

鳥獣戯画風に。

とお答えすると、皆さん納得し去ってゆく。

テレビが来ていたからか、この日はひっきりなしに人が来て、ぬいぐるみや、Tシャツが売れる。

おおっ。売れた売れた。

という素直な感想。

しかも、どのお客様も、作家さんの知人ということでもない。

当たり前だけれども、素直に嬉しい。

知人に買ってもらうなどというのは、実に初歩的な発想である。

そういえば、ジョン卿さんという日本画の画家の方が、相談をしたいという理由で訪ねてくださった。

面識もないのに、何の相談がアタシにあったんだろう?

画壇系の人は、小さい作品を描いたことがない。

もう、それだけで、目指すべきところが間違っている。

オジャラ『有名になった人はね、みんな、大きい絵で人を集め、小さい売り絵も大量に販売しているんですよ。薔薇の絵とかね』

ジョン『花の絵って、描きたいと思ったことがないんです』

オジャラ『平山郁夫さんのテレビ番組を見たことがあります。アトリエには、ラクダの絵が大量に描かれていました。

それも、6号とか10号とかの、小さいラクダも沢山ありました。

彼も、以前はもっと、小難しい絵を作っていたんですよ。でもね、ラクダの絵になり、絵を買う層の間口がぐっと広がったんじゃないんですかね?』

ジョン『ラクダですよねぇ』

ここで笑い。

オジャラ『ラクダといえば、平山郁夫ですよね。でもね、何百万円で売っちゃうんですからね。描くべきでしょう。そうやって得た収益で、自分の目指す、新しい絵も描けばいいんですよ。アーティストの支援もしていらっしゃるし』

ジョンさんは、画家の人たちとは、こういう具体的な話はしないのだという。

ジョン『絵の値段とか、売れたかどうかとか、そういう話はなんだか、タブーみたいな感じで、誰もそういう話には触れません』

オジャラ『皆さん、売れたことないからじゃないですか?』

ジョン『そうかもしれません。』

描きたい絵と売れる絵は違うということのようである。

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