◆◆◆ 1128 ★ 伝統工芸展ポスター ◆◆◆

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2008.4.3.更新

年に二回ある、このポスターを手がけるのは、これで3回目となる。

今回の依頼は、『去年と同じデザインで』

というものであった。

いやぁ。驚くよなあ。

ポスターのデザインなんだから、少しぐらい替えたほうがいいと思うけどな。

アタシは楽できるけどさ。

まあいいかぁ。

良いデザインというものにも、普遍的な要素はあり、イロイロと他の業者も試したけど、結局、去年の柄が皆さん気に入っているということのようである。

一昨年の絵入りは、不評だったようだ。

まあ仕方が無い。個人的な意見でも、上が圧勝という出来具合。

デザインの力が上がってきているのである。

笑えたのは、他区のポスターやチラシまで見せられるところだろう。他の区の作品と比較されているということになる。

私は、ポスターに特化してデザインの研究をしています。他の区の皆様、ポスターのお仕事大募集中です。

ポスターご依頼の場合のみ、チラシ/ポストカードなどのデザインもお受けします。

公共ポスターを手がけていて思うのは、物凄く、情報量が多いということである。

もう少し、情報を排除すると、見栄えよく作れるんだけどね。

しかも、スタッフがデジカメで撮影した写真を使えというのだから、こちらも驚いてしまう。

まあ、そういう時代になったのだと思う。

アタシは、会場に出向いて、撮影の指導をしたりもする。

写真が悪いと、ポスターの完成度が物凄く下がってしまうからである。それは、結果的には、イベントの不成功ということになり、作る意味がない。

印刷屋さん『あんまり、面倒なデザインにしなくてもいいと思うけど』

オジャラ『デザインが悪いと、次の仕事が来ませんから、アタシができることは、今作れる、一番良いデザインでおだしすることです。』

大切なことは、ヨイ作品かどうかというところにある。

もし、結果がよければ、他のものは勝手についてくるものなのだ。

個人的には、写真とか、イラストなんかが一つ入っているだけで、物凄く注目度がアップするので、何らかのイラスト的なものは、デザインに組み入れたいんだけどね。

でも、文字の量にもよるんだよね。

それにしても、四角や丸で区切っただけのポスターだよな。

まあ仕方が無い。

地に模様を入れたりするのは、あまり好きではない。

文字がこんなに多くなければ考えるけど、こんなに文字が多いと、地の模様と、文字が戦い合い、見栄えのしないポスターになってしまう。

下のポスターも、全体に旗を散りばめてくれというのはキッパリとお断り。

上下か左右に入れることで、全体をスッキリとさせることにした。

大切なことは、何のポスターか、遠目で解ることである。

そういう意味でも、伝統工芸展のポスターは、良く出来ていた。

遠くからも良く見える。

自分の絵をポスターの中に入れるということから決別した最初の作品であり、デザインとは何かを理解した瞬間でもあった。

ピンクと国際祭りは、それぞれ、担当の方の強い指示があり、このような内容に落ち着いた。

アタシにポスターを依頼するときには、内容を書いたレターのみで注文を出し、デザインお任せが一番、ステキに作れると思います。

皆様、お仕事よろしくお願いします。

おじゃら画廊

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