◆◆◆ 1123 ★ 花の小品展/展示風景 ◆◆◆

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2008.3.31.更新

今日は10名程が訪ねてくださった。

平日のわりには、まあまあの来客。

10人が多いか少ないかという話だが、場末のギャラリーとしては、まあ多いほう。笑。

ギンザだったらもっと流れてくる人がいるのかもしれないが、貸画廊で、閑散としたギャラリーをアタシはいくつも知っている。

今日は、開店と同時に人がきてしまい、掃除をする前に、もう、作品を作り始めてしまう。

留守番の間中、アタシは、不毛なるコラージュ作品を作り続ける。

別段、売れるとも思わないが、ドローイングを描く紙がもったいない。

どうせ、たいした紙に描けないのだし、封筒やポスターの裏、雑誌を張り合わせて厚くした紙なんかに、さらに、古いポストカードや何かを貼り付けて、台紙を厚くしたものに、次々とイロイロなモノを貼り付けてゆく。

それは、物凄い速さで、どんどんと貼る。

今日、アート愛好のY田さんが訪ねてくださって、大竹伸朗さんのコラージュのようだという話になる。

まあ、彼程数がないというのは仕方がない。

Y田「あの量には圧倒されますよね」

オジャラ「ある程度の量は必要ですよ。作り進めば、作品もそれなりに良くなってゆくし、」

Y田「数万点は、もう、作品作っているんじゃないですかね?」

オジャラ「作品の出来・不出来に、スゴイ差があるような気がしますけどね」

というような話をしながら、アタシは、ゴミのような作品に、次々と、ゴミのような紙片を貼り付けてゆくのである。

そうして、今日、ギャラリーを訪ねてくださったのが5名だった話をしていると、3人程、陶芸教室の方が、展示品を見に来て下さった。

そうして、今日は8名だったなどと、また話していると、また人が入って来る。

別に、作品が売れるということでもないが、どの人も、シッカリと値札はチェックして帰る。

そういう、販売価格を、ある程度受け入れてもらうという作業は、店としては重要である。

そうして、ギャラリーというのの価格設定というのは、結構曖昧だなと思いながら、この先、どうするのかも、ぼんやりと考える。

この前、じゅんさんが来てくださったときに、『5000円の作品の一個でもまず、買って手持ちになれば、(よさがわかり、)また買うのに抵抗なくなっていくんだけどね』

オジャラ『そうですよね。身近な場所にあるって、ホントウに素晴らしいですからね』

Y田さんは、アタシの、絵の具を輪切りにした作品や、チューブの形そのままに描かれた花の絵などを見て、『ボクも、固まった油絵の具を持っているんですけど』

などと切り出すので、

オジャラ『きゃー、そういうのは、おじゃらにチョーダイ。』

などという話に発展する。

オジャラ『最近作っている風な作品は、材料が無くなると、もう作れなくなっちゃうんですよよね。普通の人は使わない材料ですけどね。Y田さんも、また、作ればいいじゃないですか。』

Y田『画材はイロイロもってるけどなあ。画材を買うのが(作るよりも)好きなのかもしれいなあ。』

ということで、カチカチに固まった油絵の具、不要な方、下さい。

おじゃら画廊

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