◆◆◆ 1119 ★ 花の小品展初日 ◆◆◆

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2008.3.29.更新

初日とは思えないほどの散らかりぶり。(ギャラリー内)

陶芸教室で、繊細な作品を作られるSさんと奥様が来て下さる。

そうして、絵や展覧会の話で盛り上がる。

オジャラ『やはり、小さくても立体物の作品が展示されていると、平面だけよりもずっと場が盛り上がるなと感じます。』

S『ホントウですね、どの作品も見るのが楽しいですしね、素人の作品もギャラリーに飾られると、それなりに(良く)見えますね』

オジャラ『いやあ、それとこれとは話が別ですけど、まあ、見栄えはしますよね』キッパリ。

白と黒はハッキリとしている。

グレーという作品が、ときどき存在しているというのは間違いがない。

オジャラ『お金持ちの収集家で、たった一人、アタシの絵を全部買ってくれるという人が出てくれれば、アタシ的にはそれでいいんですよね』

S『それは、投機目的ですよね』

オジャラ『投機で絵を買う人と、文化活動を応援しようとしている人の買い方というのは、全く別なんですよ』

S『でも、値上がりを見込んで絵を買うわけですからね、やはり、投機ですよね』

オジャラ『絵を買うというのは、投機であってはいけないんです。投機目的の絵というのはね、投機筋の画廊で扱われていて、全く筋が違う絵なんですよ。別にいい絵だとも限らないですけど、巧妙に、仕掛けられているんです』

S『それでも、値上がりするんですよね』

オジャラ『投機ですからね、値下がりすることもあるんですよ。200万円で売買されている中国や韓国の絵がね、転売するときに、同じ額、もしくはそれ以上になれば、儲かりますけどね、その逆のリスクだって株以上にあるんですよ。投機ですからね。文化支援というのは、値上がりとか、現在の価値とかとは関係のない場所にあるものですよ。それに、200万円の絵ならともかく、2万円の絵が値下がっても、たいして損しないでしょう。価値の無い200万円を、値上がるからと勧められ、買うほうが悪い』

という会話。なかなか奥深かった。

絵を買う話と投機が混同されているというのにも驚いたが、もし、投機目的なら、アタシは、80円代になったらドル買いを勧めるし、金は手放し時だと思う。(もっと値上るかもしれないが買う時期ではない)

投機とは、そういう筋のもので、素人がアートを投機目的にするのは間違っている。

サラリーマン時代、ある程度以上の仕事をしてきた人であれば、アタシと数分はなせば、概ねのアートの概要を理解でき、その構造について大いに納得しギャラリーを後にするのである。

作品との出会いというのは、ご縁のものなので、もし、見た人の心が動けば、必ず売れるのである。

もし、売れないのであれば、それは、心を動かせなかった作品が悪いからである。

4月号のギャラリーステーションが今日届く。

夕方、アーティストの常連さんたちが訪ねてきては、次々と読破。

雑誌というのは、物凄い力があるのだと知らされた。

あんなにゴミみたいな大きさで掲載さけた小さい名前も、本当に嬉しいみたいで、ブログで紹介するなどと携帯電話で撮影までして帰っていった。

オジャラ「アタシは、(業界誌というのは)あんまり見ないようにしてるんですよね」

諸岡「どうしてですか?」

オジャラ「掲載作品の露出と、広告費は比例していますからね、記事というのは、巧妙に作られているし、(日本人は)露出が多いと、有名と勘違いして、絵が高値で売れたりする市場ですからね」

諸岡「そうなんですかねぇ」

オジャラ「アタシは、画廊で売れてる品しか信用しませんよ。有名作家さんであっても、売れる絵と売れない絵というのの違いはハッキリとあるんです。悪い絵を良い絵だと評価している情報は、(創作する)作品が迷いますから読みません」

という会話。

オジャラよ。画廊業は、やっぱ、向いてないんじゃないの?

閉店の日は近い。

自分の能力に気づく力があるということが素晴らしい。

別に、ガツガツと画廊業を展開しているということでもない。地元の作家さん中心に細々とである。

それでも、今日は、カエルvsうさぎ展に出展したいという作家さんが来てくださり、

オジャラ「タッチの差で刷り物と広告に名前入れられなかったよ」

などと、ついていない報告をされる。

おじゃら画廊の展覧会に参加する意志のある人は、早めにエントリーしてください。

チャンスがあれば、画像掲載の刷り物や、業界誌広告に掲載します。

画像もできるだけ名前付きで掲載をしています。

が、納期が短期だったり、アタシのパソコンに向える時間が限られているので、バタバタと作られると、エントリーしていない人は、載らないので、同じお金を払うのに、損した気持ちでイッパイになります。はい。

前回、今回と作家さんの数が少なかったことに対し、作家さんも皆さん、(どう考えても、刷り物代の費用が赤字なので)心配してくださる。

知人に、キモチワルイ絵を描く人がいるので、悪魔と妖怪展に出さないか聞いてみます。

みたいな世界。

オジャラ「アタシもさー、変な展覧会を企画しちゃったなあと思ってるんだけどね、妖怪や悪魔の絵ってさ、描く方は物凄く、創作意欲が沸くと思うんだよね。何を書こうとか、どう描こうとか、その背景とか資料集めとかね。

そういうきっかけを与えられるチャンスになるからね。意図しているところは、出すとか出さないとかとはまた違う場所にあるのよね。」

まあ、先のことを考えても仕方がない。

集客のことを考えれば、馬鹿げているテーマの方が、見てみたいという気持ちにさせられる。夏だし。

悪魔と妖怪の合コン展、

参加者募集中です。

気持ち悪い絵を描く人がいたら、是非紹介してください。

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