◆◆◆ 1114 ★ 新たなる作品の到着 ◆◆◆

銅板画作田富幸センセイのサイトはこちら/
今、文房堂のアートスクールで小口木版を教えてくださっている長島 充センセイの応援サイトができました。

2008.3.28.更新

陶芸のセンセイから電話がかかってきて、頼んでいた、花の小品展の出展者が何人か見つかったという連絡を頂く。

頼むべき人材は、センセイということになる。

陶芸教室の生徒さんでも、花器とか、花柄の器なんかの手持ちを多く持つ人がいるということになり、私がお願いしたのでは、出展はしてくれないという世界。

そういう意味でも、人脈というのが重要なのだと理解できる。

展覧会を主催するというのは、主催者の人望そのものであり、画廊業というのは、全くもって、作家と主との信頼関係が全てなのだ。

もし、主に人望がないのだとすれば、人望のある人にお願いするという、次なる手段も使うということになる。笑。

作家という立場では理解できないことも、画廊主となれば学ぶことが出来て、そのことは、将来、きっと、役にたつはずである。

そうでなくてはならないし、そういう理由から、画廊も何年かはやってみることにしたのである。

センセイは、ついでに、まだ焼いていない作品を焼いたという報告もしてくださったので、アタシは、そそくさと、新作を取りに行く。

全部で2キロ。塑像って重いのね。笑。

この作品は、R.MUTT 1917 氏の肖像である。

R.MUTTとは何者なのか?

(ホントウは、ゴーギャンの顔にしたかったんだけどさ、)

まあいい。肖像画というのは、前にも書いたけど、別に似ているかどうかというのは、あまり大切ではない。

R.MUTT氏の肖像を、今まで、誰か作ったことがあるのかという事の方が、今となっては重要である。

気持ちとしては、デュシャンの泉(便器)の中に立てて展示して欲しいわ。笑。

この日は、11月に予定している、干支と雛人形展のモチーフ撮影のため、ぬいぐるみ作家のみすみれいこさんが、画廊を訪ねてくれる。

二人で、四苦八苦して、ぬいぐるみをセッティングしたり、ライトを当てたりしながら撮影をする。

そうして、彼女に、

『アタシもね、最近やっと、自分が現代アーティストなんだって、自信を持って口外することができるようになったわ。今までは、洋画家だと思っていたんだけどね。」

みすみ『ふーん。そうなんだ。(へへへっ。というような笑い)』

自信というのは、突然に湧いてくるから不思議である。

それは、私が、いきなり造形作家になったような驚きと似ている。

裏側は、このようなお顔に。

立体物というのは、壁を背に置かれるとは限らない。

あらゆる角度から鑑賞される作品という場合も多いのだ。

河井寛次郎の作品で、木の面の裏に、別なる面が彫られていたのをテレビで見たことがある。

まあ、そういうののパクリって話だけど、裏側の造形というのは、そんなにカンタンではない。

どこかで拾った小さいハートストーンを埋め込み、Rとサインを入れる。

表には、R.MUTT 1917と彫り込む。

この日は、確か、2月の9日か16日。

もしかしたら1日かもしれないよなあ。

まあいいかぁ。2008.2.作成。

ニーナ、R.MUTT、ドローレス、ワヤンの4点を作る。

記録しておかないとさ、忘れちゃうんだよね。

おじゃら画廊

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.