◆◆◆ 1068 ★ 初作品2008 ◆◆◆

 

2008.1.2

左のカエルたちが、今年の初作品。

早くも4個完成。

ウチのオットは、スポオタ(スポーツオタク)のため、正月といえば、駅伝、ラグビーなどを見て過ごす。

アタシはヒマなので、ボロボロになったジーンズを解体し、カエルの試作品を作る。

右下は、なかなか安定してきた。

左下は猫なのだが、ヒゲの位置が失敗。

まあ、『猫が驚いている内面表現だ』と言い張れば、現代アート作品としては正しい。

こっ、この作品は、一体、何なんですか?

という問いに関しては、

『マスコット人形』

どんな意味があるのかという質問に対しては、

『この作品には意味がない』という回答。

そうして、驚くべきことに、中も、ジーンズの廃材が詰まっているので、触るとカチカチで、とてもさわり心地が悪いのである。

あれだよな。

こうやって、ムダな時間を過ごすというのが、正月の正しい楽しみ方だと思う。

しかも、明治は準決勝で慶応に負けちゃうし、駅伝には出てもいないし。

後輩のふがいなさというのを感じながら、わが身もたいしたことがないのだから、仕方が無いという気持ちでイッパイになる。

正月そうそう、嫌に気持ちになるぜ。

そうして、このカエルは、何の役にも立たないのだと思うと、どうして4個も作っちゃったんだろうという、自責の念まで湧き上がってくる。(ウソ)

あれだよなあ。ここまで、役に立たない品物を作れるというのがさ、ある種の才能だよなあと思う。

このカエルちゃんは、最も完成度が高い。

数々の品を吟味し、型紙まで作ってしまう。

しかも、ALL手縫いだぜっ。(ミシンを出すほどの品でもない。)

もう少し、輪と、カエルそのものを大きくして、最低でも鍋つかみぐらいには昇華させないとさ、プロダクツとしては失敗。笑。

輪に手を通し、鍋をつかめるように作れば、使いたいという人はいると思う。

そうして、正月から、また、銭にならない作品ばかりと、タヌキの皮の計算を繰り返している、我が日記にも呆れ果てるが、この日記を正月早々読んでいる読者さまというのにも、全く驚かされるのである。(ギャラリーステーションに広告を出したため、アクセス数は急増)

文筆業にシフトするべきなんだろうか?

それにしても、この猫は、問題あったよなあ。

やはり、全体が完成してから、目やヒゲを作るべきなんだよね。

気持ち的には、小さいポケットをつけて、切符や小銭が入るようにしたらどうかなと思ったりもする。

だが、面倒なので、きっとやらないと思う。

そうだよ、作品に意味などあってはいけないのである。

たははは。現代アート作品というのは、イロイロな言い訳に使えるもんなんだね。

雑貨設計者としては、これでは問題あるよなと、内心気づきながら、自称現代アーティストとしては、意味の無い作品の方がカッコイイなどという仮説に戻ってしまう。

オジャラよ。これをアート作品と呼ぶなよ。

たはは。ごもっとも。

アート初心者の皆様、これは、アートではありません。キッパリ。

お間違いなきよう、今年もよろしくお願いします。

 

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