◆◆◆ 1058 ★ 取材、バイト ◆◆◆

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2007.12.11

月曜日、朝、にゃんこ大集合展の写真を撮影に、チューリップカフェさんに行く。

帰り道、電話がかかってきて、テレビ局だけど、これから伺いたいという話。

相変わらず、配慮のない人たちである。

何を取材に来たのかといえば、ガラスペンで絵を描いている人をネットで探したのだが、アタシしかいなかったのだそうだ。

いると思うけどなあ。

まあ、いたとしても、年寄りって可能性が高いので、ビミョーに、ネットなどでの検索が厳しいってことだと思う。

佐瀬さんという職人さんが作った、ガラスペンを中心に紹介する7分程度の番組なのだそうだ。

アタシは、一応、自分の作品やら、ガラスペンなんかも見ていただいた。

アタシが使っているガラスペンは、画材店で買える安価な品や、佐々木さんという初代ガラス職人さんが作ったペン先だったため、放映はされないということに決まったようだった。

大体、均一な線が描けるガラスペンなど、アタシは求めていないのよ。

根本から違うと言う話である。笑。

アタシがガラスペンに求めているのは、均一な線とは対極にある。

ガラスペンの作る、線のボタリや、予期できない線の不安定さ、色の滲みが織りなす偶発的な描画ということになる。

まあ、『安定的な線が描ける、職人技』にスポットを当てた番組とは、趣旨が違うもんなあ。笑。

そうして、バイト先のママさんにその話をすると、『ああ、あそこは取材に来て、取り上げないなんてしょっちゅうよ』

とバッサリ。

アタシも、取材に来られたのは2回目で、ボツ話にも慣れてきた。

何よりも、ネットで引っかかって、わざわざ、ギャラリーに来るということそのものだって、スゴイ話なのである。

テレビ局『職業は、何とすればいいんですか?』

オジャラ『画家志望にしてください』

という部分も折り合わなかったよなあ。笑。

やっぱ、『現代アート作品を中心に、イラスト、グラフィックデザイン、ウエッブデザインなど幅広く活躍するアーティスト』

ぐらい名乗らないとな。

次からそうしよう。笑。

そうだよ。営業用のサイトを作ろうかなあ。

『お仕事大募集中。』みたいなさ。

今まで、なんで気づかなかったんだろうなあ。自分で作れるのになあ。

まあいいかぁ。

今度から、そう名乗ることにしよう。

一番金が稼げているのは、実は、WEBのデザイン(バイトに通っているため、関わっている時間が長いから)。その次が、グラフィックのデザインなんだよね。

何を意味しているのかといえば、イラストだけを頼むという需要が少ないってことになる。

イラストは三位、

絵画部門は四位ということになる。

自分の希望とは、真逆という順位に気絶しそうになるよ。

画廊業は五位かなあ。汗。

そうして、左の絵を見るにつけ、均一な線が描けるガラスペンなど、ウソをついてまで、使っていることにしたくないよなあと、本心から思うのである。

ウソをつけば、絵が乱れるし、もし、作品がよければ、その日は必ず来る。

もし、メディアが、私の作品を取り上げないのだとすれば、それは、力が足りないという、単純な理由からである。

昨日は、ベイスギャラリー、不忍画廊、アラタニウラノを回る。どのお店も結構な売れ具合。

不景気とも思えない。

アラタニウラノの展覧会は、行かなきゃよかったよなあ。キモチ悪っ。

まあいいかぁ。

不さんで、少し話す。

オジャラ『どんな作品であれ、売れれば勝ちですよね』

不忍画廊さん『ええまあ、そういう表現は、解りやすいっちゃ、解りやすいですよね。でもね、絵がいいかどうかというのが、全てなんですよね。』

という深いお言葉。

ガンバルわ。

今週は、仕事だらけ。

あまり、引き受けないように気をつけよう。

 

おじゃら画廊

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