◆◆◆ 1056 ★ 銅版画教室・個展 ◆◆◆

 

2007.12.4

今日は銅版画教室であった。

新作を4枚腐食しながら、旧作の刷り。

ニャンコ大集合展で売ろうという計画。

版画の販売価格を考えるのは、いつも嫌な時間である。

理由は、販売価格が安いからである。

まあいいかぁ。

高い値段の作品は、どうせ売れないのだから。

例の、カジキ専門雑誌の出版人さんから、イラストの仕事を頂く。

ご要望に沿った作品に仕上がるのかというのは、本音のところ、不安である。

だが、落とすワケにはゆかない。

彼は、土曜日にもギャラリーを訪ねて下さって、少し打ち合わせをする。

そうすると、次々に、人が入ってきて、打ち合わせは、別な話になってしまうのだった。

今週は忙しかった。

日本イラストレーター協会の置鮎さんが、パソコンを習いにきたり、やはり、協会の小澤さんが、営業用ファイルを置きにきたり、マーケティング勉強会の知人が、個展を見に来てくれたりしたからである。

勉強会の知人は、ポストカード10枚と、カエルの小さい絵を購入。(500円)

まあ、あんな小さい絵でも、無いよりはいい。

カエルの小さな作品は、6点ぐらい描いたと思うけど、もう、ほとんど売れてしまった。また作らないと。

1000円のコラージュは、販売が難航中。汗。

ポストカードも、デザインフェスタから、大量に売れ残りながら戻ってたが、順調に販売ができている。

安い品を店頭に置くと、作品そのものは、実は売れなくなってしまうのである。

が、安価な品物が無いと、低予算の人は、店に来るのが楽しくないという側面もある。

ショップというのは、楽しみを与える場でなくてはならない。

価格帯というのは、ある程度幅を持たせておく方が、いいのだという気持ちはある。

日本イラストレーター協会の会長さんは、気を遣ってくださって、協会の提携画廊ということで、紹介してくださることになった。

展覧会を、どの画廊でやろうかというのは、作家さんが決めることである。

星の数ほどのギャラリーがあり、どこでやっても、売れる人は売れるし、売れない人は売れないのだ。

作家のために、ギャラリーがどう存在するべきなのかということは、考えさせられる。

協会の方の、作品ファイルを、画廊にも置こうという話でまとまり、大きな書棚が届いたので、早速募集をかける。

小澤さんは、その記事を読み、すぐに届けに来てくださったという話である。

この日は、出版社の社長さんとWEBのデザインなどを発注する立場の知人が入れ替わりやってきて、名刺交換などをしていた。

イラストレーションの仕事というのは、圧倒的なコネの世界。

コネというのは、そんなにカンタンには作れない。

その次に、重要になるのは、作家であるのであれば、どれほどの技量があるのか、創作にどの程度の時間がかかるのか、予算の範囲で仕事を頼めるのか。

ぶっちゃけ、この3点を見る。

あとは、仕事がつつがなく、納期までに間に合うという、最も常識的な話や、支払いがどうなのかという、社会生活の根源的話をして完了になる。

小沢さんは、魚の絵も得意だとか話されていたし、アタシがお引き受けするよりも、彼がやるべきなのだと強く思う。笑。

絵の力の差というのは、それぐらいにあるということになり、それは、紙に印刷された絵を見るだけで、誰でもが理解するということになる。

 

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