◆◆◆ 1055 ★ 画廊周り ◆◆◆

 

2007.12.3

今日はバイトで、いつものコースを巡回する。

今日は、夕方早めに切り上げて、夕方の街を散策。

月曜の夜ということもあり、どこも、パーティーというムード。

何処に入っても、ワリに酒を勧めてくれる感じだったが、今日は飲まないことにする。

まずいワインは飲みたくないんだよね。

ギャラリーが酒臭くて嫌だなあと思ったり。

アタシだけが知り合いではないワケで、その辺の肩身の狭さもある。

南天子画廊さんでも、オープニングパーティーというムード。若い作家さんが、若いお友達に囲まれていて、なんだかホットなムードだった。

どの画廊で展覧会をするのかというのは、作家にとって、最も重要なのだと思わされる。

ギャラリー巡りは、平日の昼に限るね。

いつも、誰もいないので、好きなだけ、好きなように見て回れる。

昼は、いつも、誰もいないんだよね。

作家さんも、客も、スタッフもいない場合もある。

画廊業って、何なんだろうね。

展覧会って、本当にする必要があるのかしらね?

日曜日、ふらりと、ギャラリーに入ってきた人がいた。

彼はゆっくりとアタシの作品を見てくださった。

新しく出した詩画集をプリントしたものを買えないか?

などと聞いてくるので、

ネットで無料でダウンロードできますから、紙には印刷しません。

などという、アタシの返答に、かなり驚いていた。

●どうせ、本にしたりしても、売れたりはしない。

●有料で配布すると、10冊しか売れないのに、1冊売れると、25冊盗まれる

●出版数が多い上に、絵も描かなくてはならないので1人ではやりきれない

●出版する数が多い(年に三冊目標)

●無料だと3日で1000人。何千人もの人が見てくれて、作品も飾ってくれる。

アタシには、お金は入らないが、別に、外に出てゆくわけではない。

現物を、いつか買いたいと思ってくれれは、それでいいのである。

彼は、出版社の社長さんで、自分の雑誌に載せるイラストを描いてくれる人を探しているみたいだった。

そんでもって、アタシは、その日は、雑誌の表紙のイラストやカットを、ギャラリーで描いていたので、彼が持参した雑誌を見ながら、イラストを一枚描いてみる。

まあ、たいした作品でもないが、「この程度の絵ですが、ご予算合えば」

というアプローチ。

彼が帰った後、よくよく雑誌を拝見し、カジキに特化された雑誌だったため、イラストレーター協会の人を紹介するというのもいいかなあと思った。

アタシは、写真みたいな絵を描くのは得意じゃないし、協会には、天才みたいな人も、タマゴも沢山いるからである。

タマゴは、最初の仕事というのを、まず取らなければならない。

実は、この、最初の仕事というののハードルは物凄い高いのである。

一旦仕事を取れるようになれば、仕事というのは、勝手にやってくる。

アタシの場合、ポスターの仕事がそれである。

別段、こちらで、お願いして回るということもなく、向こうが依頼してくる。

時には、カットも頼まれる。

そういう仕事というのは、絵を描く時間になるわけで、普段描かない絵を描くことは、作品の幅を広げることにもつながってゆく。

実用的な仕事の実績があると、頼む方はホントウに安心するのである。

だから、これからの方は、まず、安いギャラでも、実績をいくつも作ることが大切になる。

 

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