◆◆◆ 1040 ★ 個展準備 ◆◆◆
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2007.11.14 |
新作を、いよいよ、ギャラリーに運ぶ。 一体何枚あるのかも良く知らない。 解っているのは、絵の上に他の絵を乗せると、中が完全に乾いていないので、絵が凹んでしまうということである。 であるからして、アトリエから、ギャラリーまでは、平らにして移動しなければならない。 とりあえず2往復。 今日は、藝大の公開講座、テラコッタで人を作るでご一緒させていただいた、Aさんから、茶道具が届いた。 開けようと試みたが、最初の一品で、ノックアウト。 何がなんだかサッパリ解らないので、解る人と一緒にあけることにする。 その前に、収納場所を作らないとなあ。 以前、近所のオバサンに頂いた古い茶箪笥を、ギャラリーに運びたいよなあ。 ギャラリーまでは運べると思うんだけど、2階に上げられるのかが心配。 |
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小品ばかりの展覧会というのも、ビミョーにつまらないよなあ。 しかも、小品ばかりだと、展示会場が広すぎるという新たなる問題も。 展示というのは奥深い。 日展の、ピシっと揃った展示は、さすがに美しいなと思った。 展示が美しくても、肝心がなあと思いながら、独自の世界を描くというのが、いかに高い場所にあるのかを感じないわけにはゆかなかった。 そうして、もし、独自の世界を手に入れられたのだとしたら、もう、日展に出す必要もないのかと思うと、公募というのは、一体何のために存在しているのかと、また、考えても仕方のない場所に思考が向いてしまう。 群炎の斉藤先生も、秋耕展の小林先生も、どちらの先生方も、会の主催者である。 東京都美術館や、六本木で展覧会をするということ。 会場が二箇所になったため、それぞれの場所が広くなり、展示される絵が大きくなった。 最も儲けているのは、輸送関係者、それから額縁屋ということになる。 会を主催する人は、それぞれが消耗費、出て行く金の話にアタマを悩ませる。 出すほうは、大きい絵を一枚描くのが精一杯で、小品を描く余力も残されていない。だから、画廊で扱ってもらうということも、この先も起きないのである。 巨大絵画の制作は、画家をダメにしている。 アタシの個人的な意見である。 嫌まあ、片岡球子の展覧会は素晴らしいと思ったけどね。ああ、あれが画業というものだとね。 あれぐらいの絵であればね。 |
この絵は、たぶん、他の絵になってしまったと思われる。それすらも解らない。 |
ギャラリーに運び込まれた小品は、花は2階、人物と新作抽象画は一階に展示される。 ヒートンをつけ、フックにひっかけるという安易な展示。 作品が小さいので、それぞれのブロックに適当に配置してみる。 悪評高い、ギャラリーの園芸用フェンスは、一旦その展示に関わった者からは、一切文句が出ない。 その理由は、設営が物凄く楽だからである。 展示の美しさとは何か? 展示も大切だが、それ以上に中身が大切である。 壁に穴を都度開けるタイプのギャラリーで、壁がボロボロというのを良く見かける。手垢で白い壁も薄汚れている。 キレイにしているなと思うギャラリーは、白いぬり壁で、穴のたびに、薄く塗装しなおしているという手間をかけている。ギャラリー福果の壁なども、いい味になりつつあり、展示について考えさせられる。 アタシの展覧会の時には、物凄い数の作品を壁に展示することになる。今回、2階には、水彩画やドローイング作品も額に入れて展示しようかなと思ったけれども、油彩と並ぶと落ちるので、ファイルに収納することにする。 だいたい、いつも、展示の数が多すぎるんだよね。笑。 今回は、銅版画集 DEEPEDGEの現物作品を収納したアルバム、それから、MIROの一番星の原画も展示される。 DEEPEDGEだけでも、銅版画が100点もあるし(100版を記念して出版した本なので) MIROの一番星も、40ページぐらいはあったので、概ね、その原画と、文字のページってことになる。 (2枚見つからないんだよね。はぁ。捨ててないと思うけどなあ。) |
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ピエロの絵も可愛かったけどなあ。 よくよく見ると、青い点のようなものが、絵の上に無数にある。 直線的で、となりのピエロにも転移。 ゴキブリかネズミだよなあ。 美しい、人間技とは思えないその点に、見る人はきっと引き込まれる。 そうして、「この点は、どうやって描いたのですか?」などと聞いてくるかもしれない。 『ゴキブリが歩いたんじゃないかなあと思うんですけど。』 アタシは、そう答えることになるだろう。 はぁ。 売れる気がしねぇ。 現代アート的視点から言えば、アリだよなあ。 ゴキブリさん、絵の具をつけて、顔の上を歩いてくれて、有難う。 みたいなね。 アトリエには、食べものは置いてないんだけどなあ。 考えても仕方ないよなあ。隙間だらけだし、無人だし、暗いし、雨には当らないし。 彼らにしてみれば、安全極まりない場所である。 |
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