◆◆◆ 1018 ★ 油彩-2 ◆◆◆

2007.10.19

昔描いた絵だけど、マチエールを追加。

遠目多少メリハリ増。

昨日の朝、業界誌営業担当君から泣きの電話。

月刊誌って、大変だよなあ。

そうして、いつも話は急な話で、人生というのは心が休まる時間がない。

それでも、早くから展覧会を準備しておくというのは、もっとも効率がいい。

広告費のために生きている昨今。収益状況を改善したいところ。

今日は、他にも千住美観商店街というところから電話があり、足立の画家・作家展の情報を、HPで流して下さるという連絡を頂いた。

深く感謝します。千住のサイトから、リンク張らせて頂きます。

画廊業というのは、自分だけの話ではなく、沢山の人の情報を、世に流すことができる、情報の発信拠点なのだと思わされる。

そこが、画業とは違うところである。

学ぶべきことは多い。

今日も留守番の方が見えてくださって、アタシは絵を描きにアトリエへ。

この前、田中三郎さんから頂いた、20号の古いキャンバスの上に、クリスマスツリーを描く。

古い絵の具を小さく砕いて木に凸凹感を出す。

もう少し明るいブルーやなにかで、加筆したり、絵の具が乾燥したら、雪を加えたりする。

お店に飾ったり、郵便局に置いてもらったりする予定。

大きいので、見栄えがする。

しかも、カンバス代がタダなんて、素晴らしい。

それから、昨日、やっぱり描いた20号の花の絵を加筆。

色を混ぜないってこともあって、ビミョーに塗り絵っぽいよね。

重ねてゆけば、油彩らしい輝きが増す。

油彩を使って絵を描くからには理由があるのである。

小品の人物もいくつか描きはじめる。

人物画というのは、本人の肖像でない限り、日本ではほとんど売れないらしいけど。笑。

池田満寿夫の言葉。

「僕は、娼婦を天使に描き替えただけ。」

なるほどねぇ。

アタシも天使にしよう。

というような、安易な創作態度。

このカンバスは2号。概ねA5より小さいサイズで、

相変わらず顔しか入らない。

この薔薇にも、少し濃い部分を投入。

画面は引き締まるが、良くはならない。

良くならない絵をどう良くするのか。

これが技術ということになる。

そうして、技術以上の何か、

それは、作家の思いであるとか、情熱とか、見る人への配慮とか、そういうものも投入できたときに、その作品はホントウに底から光り始めるのである。

(と、三岸節子の花の図録は教えてくれる)

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