◆◆◆ 1003 ★ 一年ぶり  ◆◆◆

 

2007.10.4

漫画家の桂田さんから電話があって、明日、作品を持ってくるという連絡。

一年ぶりですねえ。

という会話。

この時期、一年振りに会う男がもう1人いる。

彼は、ぶりおさんといって、アタシと同じような多作系アーティスト。

アートフリマや、レンタルアートボックスなどの展覧会、イベントに参加して、その間中も大量に絵を描いている。

アタシも彼も、下書きの無いまま、絵を永遠に描き続けるというスタイル。

明日は、小学校のアートイベントに、彼に会いにゆこうと思う。

何を見に行くのかといえば、絵の成長を見に行くのである。一年間に、一体何枚ぐらい描くんだろうか?

そうして、その、ポストカードに描かれた素描を一枚200円で、アクリルボードに描かれたアクリル作品を一枚2000円で売る男である。

嫌まあ、沢山描けるワケだからね、作品をいくらで売ろうが勝手なんだけどね。

沢山作れる人だからこそ、作品を大切にしなければならないとも思う。

作家になる最低条件は、

●多作であること、

●自分にしか描けない絵が作れること、

●ある程度の社交性を持ち合わせていること

全てを満たしていなければならない。

今日は、足立読売さんが、足立の画家・作家展の取材に来てくださった。

ご担当のKさんは、相変わらずのイケメンちゃんで、展覧会の連絡が遅いからネット版しか間に合いませんよ。

などと、怒られてしまう。

そうだよねぇ。

展覧会というのは、やればいいというものではない。

皆さん、アートのイベントの記事掲載には、ホントウに好意的に協力してくださるのである。

今回は準備の時間が不足していたなと思う。

やはり、最低でも4-5ヶ月前には展覧会の内容を決めて、広報や、ネットでの露出、リンクなんかを充実しておきたい。

地元のギャラリーなのだから、地元のメディアに情報を流すのは、画廊として、作家さんのために、最低限するべき仕事だと思う。

今日は、エキゾチックフェア初日。

何人もの人が、街歩きのついでに訪ねてくださった。(といっても、全く知らない人が流れてくることはそんなには多くない)

コーヒーの味は安定しないことがある。

豆を取り替えようかなあ。

この味は必ずオッケーという豆だけに厳選しようという気持ち。

失敗するとねえ、飲んだほうは、二度と来てくれないもんね。笑。

そういえば、一隅という、近くの陶芸教室のセンセイが来てくださった。

アタシは、先日彼の工房兼ギャラリーにお邪魔して、結構大きい釜をお持ちなので、アタシのテラコッタ作品を焼いてもらうようにお願いしたという先である。

原先生は、私の作品「ガビガビちゃん」を見て下さり、「この作品は売れますから、どんどん作って下さい。ぼくも一生懸命焼きますよ」

と言ってくださった。

ガビガビちゃんは、藝大のセンセイの言う事を聞かないで作った作品で、その話をして皆で笑う。

ついでに、最近は、廃材を使った立体作品も手がけているんだけど、ゴミで作られているので、売るのが難しいという話をして、そこでも笑う。

まあ、立体に関しても賛否があるんだけど、出版社のIさんが訪ねてくださったときに、アタシの、ゴミをつなげた立体物に感激し、

「おじゃらさん、立体の才能もありますよぉ」

などと、嬉しそうに帰っていったのを思い出す。

今日は、リサイクルゴミの日で、紅茶の缶を2個拾う。

ポストカードが入るような幅の缶で、昨日留守番の河内さんという作家さんから頂いたアクリル絵の具で、早速ペイント。

画廊の名前を入れて、近所の古着屋さんの前に、置かせて頂く。

早速その知人という人たちが、コーヒーを飲みにきてくださった。ビミョーに今日のはまずかったかもなあ。

もう少し美味しいはずなんだけど。汗。

キッサ業はあんまり向いてないんだよね。なんとなく、そのことは理解できてきた。

古着屋さんは、「カフェも真剣にやればいいじゃないですかぁ」などと言うのだが、「いーのよ。コーヒー一本だけで。クリームを置いたりしたら、クリーム代が赤字になるもんなあ。」という客の少なさ。

帰りに、その古着屋さんで新しい帽子を買う。秋の帽子である。

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