◆◆◆ 992 ★ 足立の画家・作家展 ◆◆◆

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2007.9.30

比企さんの作品

比企センセイは、カルチャースクールの講師とか、ご自宅でも絵画を教えられている。

お嬢さんが、今度モデルをして下さるというので、今から楽しみにしている。

いよいよ、今日から始まる。

区内の作家さん18名が参加してくださった。

皆さんありがとうございます。

地元で、作品を発表できるというのは、ホントウに嬉しいことだなと思えてきた。

初回のイベントなので、まだ不慣れですが、皆さん大目に見て下さる方ばかりで感謝します。

キッチン付きのギャラリーも好評。

とりあえず、2階の展示室を見終わり、全員が一階カフェコーナーで椅子に座る。

ごく自然に座り、なにがしかを飲むという感じ。

そうして、暫く、アートの話やら、画壇とか、書道のセンセイの話やなにかになって、絵の道は金がかかるという愚痴になる。

大島一広さんの作品

大島さんは、もう、30年も「ぼくと海と太陽」というテーマで絵を描いている。

毎回この絵というのがね、スゴイといえばスゴイ。

執念といえば執念だし、ポリシーといえば、ポリシーである。

アタシの絵のお客様の場合、同じ人が、毎回、今年は花、次の年は裸婦、その後は天使というように、イロイロなタイプの絵を買ってくださる方が多いけど、どうなのかなあ。

毎回太陽と海の絵ばかりで、概ね、同じような激しさの絵って、1人で何枚も買う人はいないんじゃないかなあ。

と本人に話したら、

「全部違う絵だ」キッパリ!と押し切られてしまう。

まあいいかぁ。売れなくて困るのは、アタシではない。自分の道を行くのであれば、「絵が売れないのは、見る人が絵の事が解らないからだ」などという愚痴を、何時間もアタシに話すのも間違っている。

本人が自分の絵が世界で一番だと思っているのであれば、その芸術性について誰かと議論するのは無駄な時間なのである。

自分の絵の責任というのは、自分が負うものなのである。それが画業というものであり、個人事業主なのだ。

作品の場合、もし売れないのであれば、絵が悪いからか、価格が高すぎる、そのどちらかである。

有名になったセンセイ方は、ヨイ絵と悪い絵の区別がつき、ヨイ絵も作れて、適正な価格で販売してきたということになる。そこだけは、間違いが無い。

ヨイ絵と悪い絵を見分けるという力(鑑識眼を持つ)と、ヨイ絵を描けるという能力は、全く別な力である。

アタシの研究によれば、自分の描きたい絵だけで有名になった人というのは、そんなには多くなくて、概ね売り絵のような小品も沢山描けて、画廊のウケもヨイ作家さんで、自分の作品も作れた人が成功してゆくのである。

もしくは、挿絵とか装丁、ロゴやポスターのデザインなんかもやって、出版物として、一気に知名度をアップさせた人。

そういう人が、次のステップに進めるのである。

商売というのは、商業理論からはずれるということはない。

優れた画家というのは、ヨイ絵と悪い絵の見分けがつき、ヨイ絵だけを作れるようになる力を持ち合わせているということになる。

すなわち、自分の絵の悪さに気づくという能力と、絵をヨイ絵に昇華してゆけるという能力も、画家には不可欠なのである。

最終的には、作家本人が、自力で乗り越える。そういうことになる。

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収集家の意見としては、新しい絵が見たい。

この一点に尽きる。

それは、新しく描いた絵ということではない。

まだ、見たことの無い絵という意味である。

いつ見ても、その作家さんの作品だと解る絵を描けたのだとしても、買う側(見る側)は、それだけではすぐに飽きてしまうのである。

そうして、その事に、自分が理解を深め、新しい絵を描き続けられた人だけが、日曜美術館に出るワケなのよ。

「新しい」

これが、キーワードである。

そうして、それがどういう事なのかを自力で気づいた作家さんだけが、次の扉に入れるのである。

大津センセイの作品。

絵画の王道でございますという貫禄。

ツヤツヤとした画肌が美しい。

デパートなんかでは、号4万円で売れてしまうらしい。

今回は北千住価格にしてくださり、出展。

お得かもなあ。

心が休まるわぁ。

というように、人間の感情というものは、素直なものなのだ。

しかも、描くの早いの。

大津センセイの風景画もステキです。

北沢好人さんの作品。

この前の二科の展覧会、チケットを頂いたので見に行った。

工藤静香と同じ階だったのに、工藤さんのは見そびれてしまう。

はぁ。残念スカリ。

北沢さんの作品は、基本的にエロイ。

二科の作品などは、猥褻極まりなく、この展示を見に行けと言って券をくれるというのは、ある種のセクハラなんじゃないかと思えなくも無い。

まあいい。アタシはヌードのコレクターなので、そういう筋にはかなり理解がある方だと思う。笑。

左の絵も、写真がピンポケしているけど、下の、バッタのような緑色は、裸婦なのである。

北沢さんの作品は、シュール系なので、青木画廊さんに行ってみろとか、知人によく薦められますという話になる。

画廊デビューというのは奥が深いのだ。

どこでもいいということではない、

自分の画風や、お客様の筋と、画廊がピッタリしないと、売れたりもしないのである。

ということで、足立の画家・作家展、力作多数展示してあります。

お時間ありましたら、皆さんどうぞ、足を運んでやって下さい。

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