◆◆◆ 977 ★ ル・コルビジェ展 ◆◆◆
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2007.9.15 |
やっと行けたというのが素直な感想。 さすがに、あれほどのメディア露出がある展覧会なので、充実していた。 森さんってすごいよなあ。 ま、コルビジェのアート作品が、ビミョーに、レジェとか、ピカソの絵が混じった感じで、それがついてないよなあ。 ほとんどの人に「ピカソのパクリみたい」 とか言われちゃうわけで、ピカソの絵ではないということは解るけど、なんだかなあという気持ち。 建築物は、それなりの感動。 ああ、この人が、四角だけの建物の創始者なのだというオーラ。 曲線の美しい教会にも心が動かされた。 嫌まあ、ガウディの比ではない。 全く別体質。 そうやって、絵でも、建築でもスペイン人と比較されてしまうのかと思うと、この世界も楽ではない。 だが、凡人にはし得ない仕事であることだけは、その展示の量や質から理解することができる。 作った者が勝ちなんだ。 |
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コルビジェのスタイル、面と面を大きな色(原色)で区切って、その上からスミでドローイングのような線を描画するというのは、なんかやってみたい。 ミロ程単純でもなく、まあ、ある種の独自の世界的な作風ではある。 線だって別に悪いワケでもない。 が、欲しいとも思わない。 ミロやピカソの絵というのは、是非持ってみたい。 そういう違いなんだよなあ。 展示品には模型もいくつもあって、建築物というのも、いつか設計してみたいなあと思う。 ガウディが、サクラダファミリアの構造設計をするときに、シャンデリアのように、大量に吊るした砂袋の写真を撮影して、180度回転させて建物の模型を作ったという作業風景のテレビ番組を見たことがある。 重力に逆らわなければ、可能。 という潔い世界。(実際は建てている最中に崩壊し続けていたらしい。さすがに最近では、建築技術が向上したから、もうちょっとちゃんと設計しなおしたに違いない) それにしたって、なんて沢山の人が、この作品を見に来ているんだろう。 |
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創作って何だろう。 絵を描くということを止める事は出来ない。 MOMOで見た、小橋陽介さんの作品のことを思い出す。 彼は、昼夜逆転し、大量に、物すごいスピードで絵を描いているに違いないのである。 面白い絵だった。作品の中に引き込まれて、ところどころに散りばめられた、彼のユーモアであるとか、心の叫びなんかを感じることの出来る作品であった。 それでもバイトをしているらしい。 サムホールよりも大きく、3号よりは小さい作品が35000円とかで販売されているという実態にも驚くよなあ。 油彩だぜ。 企画展で絵が完売しても、絵では食えないということになる。 嫌まあ、アタシの作品だって、画廊の手数料がかからないんだから、まあ、彼が手にするお金と同じ程度の、そんな値段で販売しているんだけどさ。 グラフィックデザインの方が、儲かるということは良くわかった。 仕事がつまらないというのを除けば、金にはなる。 |
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11月からスタートする、アタシの展覧会には、何を展示しようかなあ。 展覧会には、油彩を出したいんだよね。 ドローイングや、イラストの原画など、つまらない作品を見せても仕方が無い。 そういった習作の結果、どれぐらい油彩が良くなったのか。 知りたいのはそこだけであり、油彩のために、習作を重ねているのである。 |
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