◆◆◆ 940 ★ 額縁屋のオヤジ参上 ◆◆◆

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2007.7.6

昨日電話で話して、場所を理解した額縁屋のオヤジは、早速手土産を持ってやってきた。

そうして、みんなで麦茶を飲みながら歓談。

麦茶っていうのがスゴイよね。

アイスコーヒーは何度作っても失敗しちゃうんだよね。

はぁ。

もう少し勉強しないとね。

まだ人に出せないってこともあるし、冷たいモノも置かないと、この炎天、ホットコーヒーなんて飲みたくないという理由もあり、麦茶を常備することにする。

今日は二人も、お客さんが、「いいですか?」などと入ってきて、「ホットしかありませんけど、いいですか?」

などと言われ、更に、「タバコは?」

と聞かれると、禁煙です。

と答える有様。

まあ仕方が無いよね。キッサ店にはタバコを吸いに入る人も多いからね。

禁煙の切り絵を探して、掲示しないとね。笑。

そうして、額縁屋のオヤジと、ウチの母は結託し、賃料が13万円じゃ高すぎるわよ。

とか言い始める。

オヤジ「一日1万にしろよ」

母「そうよ、北千住なんだから」

などという話。

嫌まあ、そうなんだけどさ、アタシは、こんなに豪華な画廊は見たことないので、気持ち的には10万円程度なら貸せるんじゃないかと思っているんだよね。

値引くと心が動くみたいな人も多いしさ、定価は定価で必要な場合もある。

はじめから一日1万円ですなどとパンフに載せる必要もない。というか、13万円の割引無しでも安いと思う。

そのあと、アタシの新しい、絵の具をチューブから出したような作品とか、オシオッサさんの廃材で作った作品なんかが汚いから店から撤去したほうがいいという話になる。

オヤジ「こんなの下げちまわないと、他のも売れないぞ」

とか、

まあ、風景とか花など、無難でもう少し色を落としたのを作れとか、罵詈雑言を繰り返す。

オジャラ「ミロの作品だって、こんなもんだったけど、美術館に大量に展示されてたよ」

額縁屋「そういう作品を買う人は、ほんの少ししかいないんだよ。大衆に売れなきゃダメなんだよ。」

嫌まあ、一理あるけどね。

そういう絵は、世の中に沢山あるんだからさ、別にアタシが作らなくてもいいと思うんだけどね。

それに、作れてたら、作っていると思わないんだろうか?

昨日と一昨日で、Tシャツを10枚描く。

2000円ぐらいで売りに出そう。

そう思っていると、パン吉さんがやってくる。

彼女は、アタシのように親からの援助というのではなく、自力でぬいぐるみのキャラクターデザインなんかをして生きている、物すごい強い女性である。

彼女は、小さいぬいぐるみを袋から取り出して、名入りで1個2500円で販売している。出産祝いなんかによく使われている。

などという話になる。

いつ見ても、彼女の作品は(オリジナリティの中にもハッピーがあって)素晴らしいと思う。

プロの作品という域。

アタシ的には、自分の描いたTシャツ2000円は買わないけど、パン吉さんのぬいぐるみ2500円は欲しいよなあという素直な気持ち。

彼女のぬいぐるみを見ると、いつもそう思う。

出産祝いかぁ。

新築祝いにって人は多いけどな。

パンちゃんも、「絵が売れないのは、値段が高すぎるからだよ」などと言う。確かに高いよなあ。

新築祝いに、フツーの人が使える予算って、いくらぐらいなんだろう。

価格設定をもう一回見直さないとかなあ。

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