◆◆◆ 921 ★ 人生最大の大作 ◆◆◆

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2007.6.5

5日の朝、燃えないゴミを捨てるために、ギャラリーには8時50分入り。

ゴミとの戦いってことかしら?

そのあと、4日にウレタンの余り絵の具で白塗りしていた板に、絵を描き始める。

ムラタ木材さんの倉庫壁面に貼らせて頂く、個人的な看板である。

テーマは、カボチャの馬車にしようかなと思う。

絵の中にある窓に、展覧会のポスターなんかを貼りたいと思ったので、なんらかの窓にしたかったのだ。

そんでもって、A2のポスター2枚を並べて窓のスペースを確保すると、驚きのこの大きさ。

でもまあ、ポスターを貼らないワケにはゆかないので、この大きさに釣り合うカボチャを描いていたら、巨大カボチャになってしまう。

カボチャの馬車なので、下は車輪にしていたのだが、赤い車輪にして、その中に赤丸カフェの看板も描こうと思い立ち、色を塗り重ねると、このような、ワケの解らない絵になっていた。

まあいい。

シンデレラも、ガラスの靴も、書き入れることはできないということのようである。

アタシには、畳2畳分は小さいってことなんだよね。うん。

最初は、クサマ先生風に、ドットでも入れようかと思っていたが、画廊名だけで、隙間はわずかしかないので、カボチャ本体にも、文字が描きいれられた。

最近外人さんも増えてきたので、英語の文字も所々に散らしてみる。

赤丸カフェの看板も、車輪風に。

見えないけど。

まあいい。

芸術とは、よく解らない場所にある。

大工さんは、この絵を壁面に貼り付けた後、しげしげと眺めて、「よく目立ちますねぇ」

などという話になる。

「アタシ的には、どうしてこの色になったのか、よく覚えてないんだよね。出来上がったら、こんな色になっててさ。」

という会話。

まあいいか。カボチャだというのは、ほとんどの人は解るみたいだから。それで良しとしよう。

まさか、これが、馬車だなんてねぇ。

カエル(馬車の運転手さんを描きいれて完成。は

下には、ムラタ木材さんへのお礼のコメントを入れている。

ホントウに有難うございました。心より御礼申し上げます。

夕方、看板をつけさせていただいたお礼に、小品を持参する。

奥様にどれにするのか選んでいただいた。

ここでは、奥様に選ばせるというのが、究極のポイントである。

奥さんが喜べば、旦那さんもニコニコ。

世の中丸く収まってくれる。

いくつか持参したが、結局薔薇に決まる。

まあいい。

気に入っていただけただけでも、絵も幸せ者である。

薔薇は、なんだかんだ、また描いてるし。笑。

廃材を利用した作品などもらっても、誰も喜びはしない。

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