◆◆◆ 907 ★ イラストレーター協会展最終日 ◆◆◆

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2007.5.16

10日間というのはあっという間である。

来年の協会展も、ゴールデンウィーク明けから10日間という日程で決定する。

会長さんとの会話

オジャラ「会長さんは、グループ展とか、個展とか開かないんですか?」

会長さん「昔は開いたことあるけどね」

オジャラ「どうでした?」

会長さん「誰も来ないよね」(ここでは爆笑)

オジャラ「売り込みとかは行ったんですか?」

会長さん「ああ、昔はね。今は、(行かなくても仕事が来るので)行かない」

という会話。

貸し画廊での展覧会については、ムダだという話で一致する。

オジャラよ。画廊オーナーの言うセリフではないだろう。

たははは。

現実は現実。事実は事実。

出版社さんとか、広告代理店さんへの売り込みというのは、効果があるという話になった。

(オジャラはやったことありません)

イラストレーター協会展に出している地方の作家さんで、東京に来るのであれば、作品ファイルなんかも用意して、アポ取って、いくつも回るべきじゃないかとも話されていた。

うんうん。

地方にいる方は、こういうときに、ついでに回るといいと思うよ。

そんな話をして、閉館時間がきたので、アタシは帰ることにした。

電車が混むとさ、荷物が多いからね。

展覧会の難しさを感じないわけにはゆかなかった。

協会展のように、50人もの人が一同に集う展覧会であれば、見に来る人も増えるしねぇ。

ミクシーのクリエーターの人は、何人も、入会のご案内を持ち帰ったという話も聞く。

展覧会というのは、どうあるべきなのか?

何を目指すのか、

何のために開くのか?

画廊というのは、一体何故存在するのか?

ホントウに必要なのか?

展覧会に足を運ぶたびに、イロイロと考えさせられることが多い。

最近はかなり面倒になり、自分のアトリエとして使おうかとか、ホントウに弱気になっている。

が、画廊に一歩足を踏み入れると、余りにも駅から近いので、イロイロな方に、展覧会を楽しんでいただく方が、世のためだと思えてくる。

とにかく、足立美術協会の斉藤センセイに、画廊の話をお知らせしなくては。

イラストレーター協会の会長さんも、画廊に宿泊できるという話には心を動かされていたようである。

アタシ的には、宿泊の話はあまりオープンにすることはないと思う。

たとえば、イラストレーター協会会員さんとか、それなりの作品が作れるごく限られた、信頼できる人であれば、泊まってもらって、展覧会を開きながら営業活動をしてもらっても構わないと思うのだけど、誰でもいいということではない。

会には、日本のイラストレーター業界を背負うべく、才能溢れた地方の作家さんたちも沢山いて、そういう人たちが、宿泊費が払えないという理由で、東京での売り込みが出来ないという現実を知っているので、そういう人たちが、何人かで展覧会を開いて、交代で留守番して、あとは、売り込みに行ったり、観光や展覧会を見に行ったりというのができる場があるといいなと思っていた。

展覧会というのは、1人で開いても誰も来ないけど、何人か集うと、それなりに集客できるものだということも今は理解できる。

展覧会そのものでは、絵は売れたりしないし、有名になれたりもしない。

でもまあ、プロフィールには書けるし、熱意が発注者に伝わるということはあると思う。

少なくとも、どんな展覧会であっても、やらなければ良かったという事は無いはずなのである。

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