◆◆◆ 899 ★ 細々と ◆◆◆

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2007.4.28

左の絵は、予定通り完成。

注文品なので、完成作品の展示は、利用が終わってからになります。

工事の現場をチョロチョロと見に行っては、帰りにアトリエに寄り、少し塗っては買い物、自宅という生活。

朝九時から工事が始まるので、洗濯のタイミングを逸すと困りモノ。

六本木のアートトライアングルならぬ、オジャラトライアングルという世界。(四丁目→五丁目→三丁目)

相変わらず自転車も買えず徒歩ということもあり、毎日のんびりとしている。

カシュー作品を中心に、協会展の作品も完成しつつある。あと1週間ぐらいしかないけどね。

50号も、もうそろそろ仕上げないとなあ。

6月10日搬入だからね。

今日はアトリエで、金泥を作ったので、今までできていた小タンスなんかの引き出しの内側に絵を描く。

看板も、片方は、金泥でカエルの絵を描くことにする。

ゼッタイこっちの方が人気でるよなあ。笑。

あのCAFEのロゴも結構時間かかったんだけどね。

カシューの小箪笥や花器、看板、花台なんかは、続々と完成してくる。

重箱の作品も、7月の画廊オープンまでにはもう一つ、2つ作っておきたいよなあ。

作ると解るんだけど、ホントウに、外箱から出す、重箱を取り出す、フタをあけ、中を見るという作業にワクワクとする。

アナタは、アタシやオシオッサさんが重箱の中に、何を入れたのか見るまでは解らないということになる。

そう、「想像してごらん?」的作品。

そうして、どの箱の中からも、思いもよらぬ品がでてきて、結局は、「この作品のどこがアートだかわからない」

などという感想だけが残るのである。

(重箱の作品は、オシオッサさんとの共同制作です)

であるからして、まあ、そんなに自慢できるということでもないけど、アタシも、多少は現代アーティストっぼくなってきた。

バラの絵も、なかなか力が付いてきたと思う。

もう少し加筆してもいいという気もするし、これで完成にしてもいいかなあ。

この絵は、別な絵の上に描かれた絵であるが、おかげで少し画面が厚くて、そのことに幸せを感じる収集家は多い。

絵の具の厚さ的勝負であれば、日動画廊に置いてある作品の比ではない。(比較対象がビミョーっすけど)

まあ、絵の力って絵の具の厚さとは違う場所にあるけどね。

厚く塗ったから重厚さが出るってことでもなくて、それはやっぱり、作家の力ってことだと思う。

三岸節子の花の作品などはほとんどの作品が安定してオーラを発しており、そういう意味でもスゴイなあと思うわけで、なかなかそういう作家には出会えないということなのだと思う。

嫌まあ、作家としては、花ばかり描いているワケにも行かない。

そこから離れたり、また(日銭を稼ぐ関係上)花に戻ったり。

そういう事が臨機応変に出来た人は、それなりに稼げたってことじゃないだろうか?

この作品の引き出しの中にも絵を描く。

やはり、私の絵を描かねばならないと思った。

それは、この箱は人の作品であり、この彫りも人の作品だからである。

誰が塗ったのかという話というのは、一段レベルの下がる話であり、どこかしらに私の作品であるという主張をせねばならない。

とまあ、そういうことなのだと思う。笑。

プラモデル用の金泥を透明カシューに溶いて、細筆を持ったら、もう、あとは、引き出しという引き出しの中に片っ端から絵を描いていた。

現実的にはそういう話で、自己主張のことなどは、あまり考えていなかったと思う。笑。

よーするに、描き続けてしまう。

そういう性質だということだろう。

丸い看板の裏も、金泥を使う。

表と同じ柄には到底できないと考えて、違う模様にする。

カシュー作品も、いつかは完成するぜ。笑。

もう、何度も何度も塗っているという気持ち。

油彩よりもよっぽど時間かかっているよなあ。汗。

採算取れるのかなあ

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