◆◆◆ 895 ★ カシュー作品 ◆◆◆

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2007.4.19

この作品は、拾ってきた救急箱。

千住は下町で、「もったいない気質」である。

であるからして、使えそうなゴミは、別な袋に包んで見えるように捨てられていたり、生ゴミとは別に、そのまま持ち運べるように捨てられている。

なかなかの美品。

薬臭いのは仕方が無い。

この箱を買うとケンコーコム価格1932円。

当然に拾う。

取っ手や金具をはずし、まず、カシュー下地20で下塗り。(キレイだったので、もしかしたら、下塗りはしなかったかもしれない。もう忘れている。)

そのあと、赤で一度塗り、その上に黒を塗る。

蓋は赤だとカワイイかなと思って、そのまま、赤を塗り重ね、金箔もどきを貼る。

まあ、こんな感じ。

取っ手や金具をもとに戻して完成。

この箱は、長島充センセイの、小口木版教室の道具一式が入れられている。

道具は全て入るので、まとまって便利なのだが、唯一の難は、ケースそのものが結構重くて、余分な品物を持ち歩かなければならないというところだと思う。

なんか、意味ないよなあ。笑。

でもまあ、道具が全部入るというのはいいと思う。

そうでなくても、小さい道具が大量にあり、カバンの中に入っているはずなのに見つからず、途方に暮れてしまうのである。

開くとこんな感じ。

救急箱だったとは信じがたい。

東京リカーランドのお兄さんにも、玄関に置いてあった新作を披露。

個人的には、もう少しマシな金具に取り替えて、格調高い作品に仕上げるべきかもしれないと思ったりもするが、拾いものだということもあり、金具を買いに行くのも面倒なので、結局一生このままなのだと思う。笑。

まあいいかぁ。

金箔を貼ったり、カシューを塗ったりする練習の一環なのでね。

近くで見ると、カシューの粘度にビミョーにムラがあってね、なかなか売ったりできるレベルには上がらない。

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