◆◆◆ 874 ★ 紗張り ◆◆◆

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2007.3.29

今日は、てぬぐいの型紙の紗張りをしようという決意。

理由は、天気が良いというのが一点。

ほかのカシュー塗りと同時に行うのが最良という効率の問題、

今紗張りをすれば、2枚まとめて染めに出すことが出来て、気持ち的には、お店のオープンに間に合わせたい。

とまあ、そういう話。

路地に、大きなベニヤを敷き、そのうえに新聞紙。

そうして、紗張り用の型紙や、紗張りをカットしたりもする。

ま、こんな感じ。

紗張り講習会では2名一組でこの作業を行ったが、アタシは、1人で作らなければならない。

どーよ。

仕方が無いので、半分づつ紗張りをする。

見た感じ、ヨレヨレ。

たぶん、霧吹きで渋紙を湿さなかったからに違いない。うん。霧吹きよ何処へ行った。

何処行っちゃったんだろうなあ?

それさえあれば、うまく行ったのになあ。

例えば、上手く行かなかったとしたって、何枚かを作り進んで、失敗しないようにならないといけない。

紗張り職人だって人間である。

段取りがあるはずなんだよね。

この柄は、黒い部分が色となり、白い部分は白く抜ける。

色は、金茶、黒で染める予定。

ヨイ感じだったら、赤でも染めたい。

ヨレっとした感じなので、ノリがうまく乗らないかもなあ。

これなら、5000円払って、外注したほうがやすいんじゃないの?

などと思いながら、まだ諦める段階でもない。

もう少し失敗を重ねたら諦めるけどさ、結構粘るタイプだと思う。

そんでもって、新聞紙で裏打ちをしたので、カシューが乾かないうちに、その裏打ちの新聞を剥がすという作業が待っていた。

これが難関なのよ。

模様が小さかったという別な事情もあってね、しかも、はがしている間にもどんどんと乾いてしまうので、どうすればよいのか思案しながら、爪の間や、指の皺の中までマックロ。

まあ仕方ないよね。

裏打ちを剥がすという作業は、カシューがベタついて、あまりハッピーな作業ではなかった。

入り口に、このような道具を作り、型紙を吊るして作業することにした。

われながらグッドアイディア。

外で作業をするというのは、アタシの主義ではないのだが、狭いので仕方が無い。

紗張りの講習会のときにも、場所がないので、こちらの講習に参加する人も多いというお話だった。

納得。が、講習会参加費用一回1万円であれば、5000円払って2枚の紗張りを外注するほうが安いもんなあ。

もう一枚作りかけの型紙もあるんだけど、一枚づつしか作れないということは理解できた。

一枚づつでも、敷地内で作れるというのは物凄いことだと思う。(正確には、完全に建物の外で、私道なので辛うじて敷地内)

裏庭を片付けて、染めもできるようにしようかなあ。

装置を一回つくっちゃえば、1色なら、自分でも出来なくはないと思うけどね。

そうしたらさ、2万5000円を節約できるしなあ。(まあ、物理的にはやらないと思うけどね。科学染めなので、やる気になれば、できなくはないと思う。

そういう予定で、専用の洗濯機も実は購入済み。)

30号のカンバス用の枠なんかを使えば、型紙にノリをつける道具は、カンタンに作れそうだけどなあ。

でもきっと、上手く染められないと思う。笑。

そういえば、ギャラリーで、丁度染めの台によさそうな、ステンレスの棚がゴミに出るんだよね。

金を払って捨ててもらう予定なんだけどね。笑。

この前赤い下塗りをした品物を、今度は黒いカシューで塗る。

一回サンドペーパーをかけるべきだったよ。

仕上げ用のカシューは、それなりに乾くのが遅い。

2−3日乾燥させて、もう一度上塗りする。

もしくは、金泥で描画をして、ネオクリアーを塗る。

そういう予定。

それにしても、何度も塗るということもあり、色を塗った板なんかがゴロゴロしていて、物凄い邪魔なんだよね。

この品物たちは、いつ出来上がるんだろう。

少なくとも、この前拾ってきた救急箱は、仕上げて、小口木版用のキットを収納したいんだよね。

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