◆◆◆ 857 ★ 千住 八木美術さん-2 ◆◆◆

(〒120-0032)東京都足立区千住柳町24−5

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絵画商、掛け軸売買、鑑定業、骨とう品鑑定業、骨とう品売買、古美術売買、古物商、

茶道具、書画鑑定業、書画・骨とう品商、書画売買、美術品販売、文書鑑定業

2007.2.22

八木美術さんの話をもう少し。

何故なら、アナタは、もっと聞きたいはずだからである。

私は、聞きたいことを聞き出す能力に長けている。

初対面だというのに、「こちらの美術品の調達は、どうされているんですか?」

などと、全く作品に関係ない話を切り出すのである。

オヤジさんは、「ああ、息子が主に調達に行っています。息子は、●●画廊や、●●堂で修行をしたんです。

特に、魯山人の陶器なんかを見分ける力が高いです。」

そうして、アタシがムナカタ志功が好きだという話をすると、「ウチにも一枚あるんですよ。実物をお見せするわけにはいかないけど、写真がありますから、見てください」

そう話す店主は、どう見ても、タダのコレクターって感じ。笑。

ちゃんとした筋の、ちゃんとした品を持っている。

それが老舗という話なのである。

嫌まあ、美術商であっても、ニセをつかまされることもあるわけでね、それは、この業界の誰にでも有りえるリスクだということである。

そういう中でも、ホンモノを沢山見る機会に恵まれるとか、図録を大量に研究するとか、ある程度の努力により、そのリスクは、極端に小さくなる。

ま、実物見たこと無くて、本による知識だけで骨董を集めているような人は論外だけどね。

ぼんやりしていると、ズルズルと話が盛り上がって、なかなか、届け物を届けに印刷屋さんに行けないでいた。笑。

アートの話というのは楽しい。

吉田茂の書に並んで、小さい書の作品があった。

いい書だった。

店主「ああ、その人はまだ生きてます。あんまり有名じゃないから安いです。」

オジャラ「作品の値段というのは、価値とは違う場所にありますからね。」

店主「その通りです」

とまあ、そういう会話。

息子さんは、業者間の交換会やら、オークション、ネットオークションなどでも作品を仕入れたり、販売したりして稼いでいるみたい。

アタシも、銅板画を何枚か買ったことがあったけど、当然にホンモノ。

真贋を見極める力があれば、安く仕入れるというのはアリだと思う。

昨日は、版画のオークションで、満寿夫のコレクターが30枚ぐらいをオークションに出して、八木さんも何点か手に入れたと話されていた。

「まだ回収に行ってませんけど、」

入ったら見せてもらおう。(つーかさ、持ってるんだけどさ)

画廊街なんかを流していると、美術商の人って、儲かっているのかなあとか、心配になることもあるんだけど、やっぱ、作品の真贋を見極める力があれば、何とかなるものなんだねえ。

アタシも、最悪、古美術商は、できるような気がしてきた。笑。

ま、届出だけなので、画廊をスタートするとなれば、当然に古物商の免許ももらって、古い品も扱ったりするかもしれない。

掘り出し物がある店であれば、中に入って来る人もいるはずなのだ。

誰だって、イイ物を安く手に入れたい。

八木美術さんのビジネススタイル

■日本画・洋画・掛軸・版画・陶磁器・茶道具・彫刻等の買入販売

■美術品の鑑定・評価(無料)

■相続品の評価及び引越や解体の整理品等の買入

●買入は秘密厳守・即日現金でお支払い致します。

●お客様の都合の良い日時に会社・ご自宅迄 お伺い致します。

 どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

■休業日・営業時間外でも対応致します。

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たははは。

フットワークがイイというムード。

親子ともども、イイ人そうでした。笑。

それにしたって、千住柳町だぜっ。おいっ。

そうして、自分のやる気の無さを振り返ると、やっぱ、絵を売るというのは、プロに任せるべきなんだろうなあと思わないワケには行かなかった。

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