◆◆◆ 839 ★ 塗師-3日目 ◆◆◆

2007.1.20

漆の話はこちらにもまとめてあります。

この箱の原価は610円。

ちと高かったかなあ。ひび割れていたし。

他のが安かったのでヨシとする。

引き出しの面に書いた「と」の位置が悪かったよなあ。

この箱は、裁縫箱に使われる予定。

道具が入ればの話であるが。

アタシは、チョロチョロと手縫いで袋物を作ったりもするので、結構な数の糸やボタン、その他の道具を持っている。

編み物をするので編み針、皮も袋に使ったりするので、ポンチとか、皮用の糸目カッター、という具合である。

イロイロなものが沢山ありすぎて、到底入らないのだが、基本的な品はこの中に収納できる予定。

今のケース(写真下)ときたら、全くもって、壊れていて、ヒモで縛っているという有様(入れすぎ)

裁縫箱を買おうという話も何度もあったのだが、2500円とかすると、買えないの。しかも、小さく別れすぎていて使いにくいし。

今使っている裁縫箱

今日は、最後の仕上げとなる。

ネオクリアーの塗料が無くなってしまい、全部に塗ることが出来なかった。

まあいいかぁ。

重要な部分にだけ塗ることに。

金文字の上などには、ネオクリアーを乗せると、金箔が金色に輝いてお高そう。笑。

使い心地や痛み・ハガレ具合なんかも、研究しようと思う。

漆器って、雑な扱いをすると、凄く痛んじゃって、そうするともう使わなくなっちゃうんだけどね。

自分で補修できると、また使えて、嬉しいっす。笑。

適当に作ったワリには、なかなかの出来。

送料が、品物以上というコストの内訳を除けば、悪くなかったと思う。

あとは、ビーズを使って取っ手を取り付けて完成。

完全乾燥まで何日か要すると思う。

ちゃんと乾かさないと、漆の接続部分がくっついてしまうのよね。

本漆だと、それが何年も乾燥させなければならないとかいう世界でさ。(修正記事 漆は、実際には室に入れ、湿度と温度を漆の乾燥適温に合わわせれば、短時間で乾燥します。)

ま、アタシの場合、そこまでして作っても、そんな値段で売れるという品でもないわけよ。

自分で楽しむのはこの程度で十分って話になる。

これだけ塗っておきながら、壁にあるカンバスの下塗りがまだ一度しか終わっていないという事実。

これを塗らないと、一生描き始まらないので、アタシは、どうにか机の上にカンバスを置く隙間を作り、下塗りもすることにする。

何枚塗るのかというのが最大の問題である。

とりあえず、この部屋にあるのを全部。

そうしないと、一度塗りと二度塗りが混じって、作業に時間がかるからである。

そうして、6時ぐらいから7時ぐらいまでかけて、部屋にあるカンバスというカンバスに、下塗り材を塗る。

毎日塗ってばかりだよなあ。

この、下塗り材も、実は、柔らかい筆で塗るんだけど、カシュー塗りの鍛錬と思えば、物凄い練習になっていると思う。

一番大切なのは、素早さ。笑。

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